-職人への道記事一覧-

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑩

2019/09/26

2019/7/5(金) ほうきの編み込み 首まわりの編み込みへ

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、自ら手を挙げ、箒職人になるべく奮闘中の伊藤さん。さて、今の活動は・・・

今日は竹柄への巻き付けを中心に行います(ほうきの首部分のまとめに入ります)。ちなみにここは苦手とする工程です。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑩
箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑩
かなり不格好な感じです。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑩
何度かチャレンジしましたが
上手くまとまらず、糸がほつれてしまいました。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑩
失敗した首部分以外は、
何となく形になってきたように感じます。

来週、師匠の鈴木氏のご機嫌伺いをかねて、指導を受けることになっています。今までに出た課題をまとめ、教えを請いたいと思っています。簡単そうに見えた工程に、無数の技が組み込まれていたことが分かり、改めて奥の深さに驚いています。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑨

2019/09/12

2019/7/3(水) ほうきの編み込み。

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、自ら手を挙げ、箒職人になるべく奮闘中の伊藤さん。さて、今の活動は・・・

昨日、ほうき草の畑の除草作業を集中して行ったため、本日は箒づくりに専念できます。特にうまくいかない(美しくない)編み込み部分を中心に行います。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑨
編み込み部分の進捗です。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑨
玉を拡大した写真です。

玉の編込みは、だいぶ慣れてきました。僭越ながら、右の師匠のお手本と比べてみました。
編み目の細かさを意識して作業した分、練習を始めた頃よりもいくぶんか良くなってきました。
更に練習を積んで、バランスの良さと作業スピードアップを進めてまいります。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑧

2019/09/09

2019/7/1(月) 穂の選別。

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、自ら手を挙げ、箒職人になるべく奮闘中の伊藤さん。さて、今の活動は・・・

ほうき草の栽培に追われ、職人修業の報告ができていませんでしたが、ほうき草の栽培もひと段落。ここでその一端を日誌から披露したいと思います。まだまだ人前で披露するほどの腕前ではありませんが、コツコツと箒職人になるべく努力をし続けてきました。
ちなみに日誌は7/1(月)に遡ります。

ほうき草の畑作業が多くなったため、ここ最近ほうき作りができませんでしたが、今日は久しぶりに手編みほうきの練習を行いました。本日は選別作業の次の工程で、玉の作成を行います。まずは玉の中心になる芯と呼ばれる部分を作ります。ただ束ねるだけで無く、穂の太さ・穂クセなどを選びながら束ねる事がコツとなります。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑧
箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑧
芯:ほうき草5~6本ほどを束ねた状態

芯の様子です。
クセの向きなどを見極めながら上手にまとまるように配置していく点が重要であり、仕上がりの「美」につながります。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑧
日を跨いで作業する場合は、
茎が乾燥しないよう、ビニール袋で覆っておきます。

明日から畑作業との並行になります。
天候に左右されますが、時間を上手く使ってほうき作りに励んでいきたいと思います。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑦

2019/08/22

2019/6/17(月) 穂の選別。

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、自ら手を挙げ、箒職人になるべく奮闘中の伊藤さん。さて、今の活動は・・・

これから生産量が増えるので、その準備のために今日は穂の選別を集中して行いました。穂の長さ・色・太さに応じて使い道を分けていきます。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑦
穂先の長さ等で選別します。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑦
選別をしながら、ガリ芯と呼ばれる茎の太い穂を除去します。
ガリ芯の根元を折って、取り除きます。

*ガリ芯は太いため折れやすく、しなりがありません。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑦
ガリ芯を取り除いた穂は、多少、穂の量が減りますが、問題なく使用できます。

ほうき草の栽培が始まったのは江戸時代。当時はできる限りすべてのものを活用するという前提で様々な工程が組まれていました。ガリ芯除去もその一つです。
今では不格好な野菜などは店頭に並ぶことなく廃棄されたりしますが、何か寂しい気がします。ちょっと手を加えれば活用できると思うのですが・・。
せっかくみんなの力で収穫したほうき草なので大切に取り扱っていきたいと思います。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑥

2019/08/19

2019/6/8(土) 竹で釘を作ります。

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、自ら手を挙げ、箒職人になるべく奮闘中の伊藤さん。さて、今の活動は・・・

久しぶりに伊藤さんの登場です。この間、ほうき草づくりをしながら、コツコツと箒職人を目指し、修業をしていました。今日は余った竹で釘を作りました。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑥
柄をカットし、ほうき草に刺す部分を削った様子です。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑥
この際にカットされた竹です。
カット後、余った竹をムダにせず、竹で釘を作ります。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑥


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑥
竹の釘は籐巻きを留める部分などに使用します。

座敷ほうきが作られるようになった江戸時代は、今では考えられないくらい「エコな社会」でした。捨てるものがないくらい再利用が繰り返され、最後は竈の灰となるまで用いられます。
箒づくりをしていると、その名残を随所に見出すことができ、竹の釘もその一つです。
「物を大切に」・・・古き良き言葉ですが、最近はあまり耳にしないようになったのが残念で仕方がありません。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑤

2019/06/03

2019/5/9(木) ほうきの胴締め

*いくつかの穂の束を重ね合わせ、それを根本(ほうき草の茎の部分)で締めるつけることで結束を強くします。この作業を胴締めと言います。この作業が不充分だと、掃いたときに「ゆるみ」が生じやすくなります。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑤
「胴締めの様子です。一番力がいる工程となります。
左手で茎を持ちますが、手が小さいため、苦労する点です。」

*ほうき草の茎の部分を糸で締め付け、それをさらに締め上げるために、専用の締め付け冶具でさらに締め付けます(足で踏ん張り、右手にもっている太めのロープがそれです)。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑤
「胴締め2本の後、表面の茎以外を切り落とします。
普段刃物(ナイフ)を使用する事があまり無いので、
ナイフの扱いも上達するよう訓練が必要です。」

*箒は手首を使って掃く行為をするため、重いとそれだけ手首への負担が大きくなります。ほうき草の最も重いのは実は茎部分。機能やデザインを落とさないよう、できる限り茎部分を切り落とすことが大切な工程となります。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑤
「表面の茎以外をカットします。」


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑤
「カット後の様子です。
まずまずキレイにカットできました。
編込み後は見えなくなってしまう部分です。」


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から⑤
「次工程は柄竹を取り付ける工程です。
柄竹をカットして準備しました。
練習用の竹は、廃材等を利用します。」

少しずつではありますが、手にほうき草がなじむようになり、何となく自信がつき始めたのですが、10連休が終わり、久しぶりに箒づくりをしてみると、まったくダメでした(連休中も自主練をすべきでした)。甘く見ていた自分を猛省し、再度やり直します。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から④

2019/05/30

2019/4/25(木) ほうきの組みつけ


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から④

「不恰好ですが、形にはなってきました。ここまでの工程を繰り返し練習する必要がありますが、まずは最後まで形にしてみたいと思います。」

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から③

2019/05/27

2019/4/24(水) ほうきの組みつけ


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から③


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から③

「耳と呼ばれる部分(写真左側)と中玉と呼ばれる部分を組みつけていく様子です。編み目が粗く、不恰好な仕上がりになってしまっており、難しさを痛感しております。」


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から③

「右側のお手本に比べて、左側の編み目が粗くなってしまっております。編込んでいく際に糸が「持っていかれている」状態のため、目が粗くなってしまいます。次回は更に注意して目を細かく(糸を持っていかれない!)意識して編込むように注意します。」

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から②

2019/05/23

2019/4/23(火) ほうきの玉づくり②


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から②

「本日も引き続き、玉を作成しました。失敗、やり直しが多く思うように形になりませんでした。
新規に使用した糸が細く、力を入れるとすぐに切れてしまいました。糸の太さを1mm前後の物を再度探して、練習します。」

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から①

2019/05/20

2019/4/22(月) ほうきの玉づくり

*箒(ほうき)は玉と呼ばれるいくつかの束を編み込んだ上で、それらを一つに組みつけます。その玉を編み込む際、内側に使う草(芯)と外側に使う草(皮穂)は異なります。これは天然繊維である(生長にばらつきがある)ほうき草を有効に活用するために育まれた手法です。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から①

「まずは芯の部分を作っていきます。
茎が細い穂は5~6本ほど、茎が太い穂は3~4本ほどを束ねていきます。

束ねる際、力を入れ過ぎると簡単に糸が切れてしまいます。力が少ないと糸が緩んでしまうため、力加減が重要です。慣れるまで数を熟して感覚を掴みたいです。」


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から①

「芯にカラ(ほうき草の茎の部分)を巻き付け、編み込みます。カラの本数を太さに応じて調整する必要があります。難しい作業ではありませんが、扱いに慣れるまで訓練が必要です。」


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から①

「カラを包んだ芯に皮穂を並べながら、編み込んでいきます。編み糸のテンションを保ちながら編み込むことが難しく感じております。

常に意識してテンションを保たないと、今回のように網目の間隔が広くなってしまいます。機能も大事ですが、見た目にも美しいのが手編みほうきの魅力と考えます。網目が細かく、キレイに揃っている製品が作れるよう鍛錬が必要です。

網目が細かく、揃っていると言う点は、出来上がりのほうきの『バランス』にも影響すると思いますので、そう言った意味でも大事なポイントと考えます。」

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