-ぬくもり工房コラボ記事一覧-

コーヒーブレイク 桃の花

2019/04/18

先日電話があり「今がちょうど見ごろだから、ぜひ見に来てくださいね」

4/2(火)、浜松中心部から車で40分北上した「天竜地区」に仕事があったので、その帰りに桃の花を見てきました。住宅が所狭しと並ぶ一角に突如現れた桃の花は、周りとは不釣り合いな華やかさで、幻想的な雰囲気を醸し出していました。


コーヒーブレイク 桃の花


コーヒーブレイク 桃の花


コーヒーブレイク 桃の花


コーヒーブレイク 桃の花


コーヒーブレイク 桃の花

「桃の木を切り倒して住宅を建てたい」という申し出があったそうですが、「後世に残したいのは無味乾燥なコンクリートのシルエットじゃないから」とそこのオーナーは断ったとのこと。

一度壊した風景は元には戻りません。大切なものを見失わないようにしないとダメですね。そんなことを思ったひとときでした。

ぬくもり工房さまにお邪魔しました。

2019/04/11

前回、遠州綿紬の現場を見たことで、正直ますます混乱してしまいました。新しい箒(ほうき)を作ることにあまりにも意識が行き過ぎて、誰も求めていないような方向に(勝手に)進んでいるのではないかとさえ思うようになりました。

そんな状態を見かねてか、ぬくもり工房の大高様から「せっかくなのでお店を見ますか」という声を掛けられ、一も二もなく、ぬくもり工房様にお邪魔することにしました(当日は水曜日の定休日にも関わらず販売店の中をご案内頂きました)。


ぬくもり工房さまにお邪魔しました。


ぬくもり工房さまにお邪魔しました。
まるで美術館のように商品が陳列されています。


ぬくもり工房さまにお邪魔しました。
商品の中には、地元浜松のメーカーとのコラボアイテムや芸術家さんの作品も並んでいます。


ぬくもり工房さまにお邪魔しました。
2階ギャラリーにも、浜松から発信しているアイテムが多数並んでいます。

伝統ある「遠州綿紬」が従来の反物から飛び出し、様々な商品となって生かされていました。
大高様も一度にここまで辿り着いたわけでなく、試行錯誤の中で様々な方と出会い、手助けしてもらうことで「遠州綿紬」の新たな道を開けたとのこと、そしてこれからも人との出会いを通じて、さらに広げていきたいとのことでした。

それに、大高様との会話の中で、「新しい物が一概に全て良いとは言えない。しかし、昔からあるものに甘んじてもいけない。」とのお言葉がありました。実際、今回生地が織られている現場やお店を拝見したことで、この言葉の本当の意味を感じ、我々の取り組んでいるほうき草プロジェクトや「箒のある生活」に通じるものを強く感じました。昔ながらの道具や手法を守りつつ、現在の生活に溶け込めるような新しい商品を発信していけたらと考えています。

試行錯誤は覚悟の上! 出会いを大切に、新たな箒(ほうき)の可能性を追い続けたいと思います。


◆ぬくもり工房さまのお店は下記リンクからご覧ください。
ぬくもり工房
https://nukumorikoubou.com/

遠州綿紬の現場を見てきました。

2019/04/04

前回、箒(ほうき)に新しい風を吹き込むべく、「ぬくもり工房」様と打ち合わせを行いましたが、話せば話すほど可能性が無限に広がり、かえって収拾がつかなくなりました。我ながら情けないと思いつつも、遠州綿紬の現場を見ることで何かしらのヒントが出ないかと、2/6(水)実際に織っている現場に伺いました。

場所は浜松市西区の「井田織物」様。遠州綿紬は昔からいくつかの工程ごとに分業が行われ、井田様においては「経通し(へとおし)」・「機織り」という工程を請け負っています。


遠州綿紬の現場を見てきました。
井田織物様に納品された原料です。


遠州綿紬の現場を見てきました。
経通し(へとおし)と呼ばれる工程です。
パターンが決められた櫛状の隙間(その隙間1000以上です!)に1本ずつ糸を通していきます。1本でも間違えてしまうと別の柄に仕上がるので根気のいる仕事です。


遠州綿紬の現場を見てきました。


遠州綿紬の現場を見てきました。
機織りの工程です。
経糸(たていと)が流れる間にシャトルと呼ばれる緯糸(よこいと)を搭載した筒状の部品が移動し、織り込みます。

実際に見た現場は使いこまれた機械が整然と並び、一定のリズムを奏でながら織り込まれていました。ぬくもり工房の大高様が言うには「新しい機械だと、『遠州綿紬』独特のやわらかい風合い、質感を出すことが難しい」とのこと。

確かにこれには頷けるものがありました。昔から受け継がれているものを新しい機械で作ろうとすると似たところまではいきますが、「やはり違う」ものしか作れません。伝統あるものは伝統ある工具、機器でしか、その本質に迫ることはできません。

さあ~て、どうするか? (正直な気持ちです)
遠州綿紬やその工程を見るほど、その奥行きの深さに感じ入りました。
どうすれば遠州綿紬を生かしたうえで、新しい箒(ほうき)を作れるか?
思案はしばらく続きそうです。

ぬくもり工房さまと打ち合わせをしました。

2019/03/28

1/21(月)、浜松市内で活躍されている「ぬくもり工房」の大高様と打ち合わせをしました。
ぬくもり工房様は、江戸時代、遠州地方に広がった「遠州綿紬」という「織物」を取り扱っています。

ほんの30年前までは、浜松は織物の街とも言われ、織物を営む方がたくさんいらっしゃいましたが、海外移転や海外製品の普及により、残念ながら今では数えるほどの方しか残っていません。

「遠州綿紬」の特徴は独特の縞柄模様。ぬくもり工房様は昔から受け継がれている「遠州綿紬」に、現代風の多彩なデザインを取り入れ、遠州綿紬を絶やすことのないよう、また、一層広がっていくよう、様々な角度から製品作りに力を入れられています。

「昔から受け継がれている箒(ほうき)に新風を吹き込むことはできないか」

そんな想いから、大高様と打ち合わせをすることになりました。遠州綿紬と箒、どのようなコラボができるか分かりませんが、様々な可能性を追求していきます。

ぬくもり工房
https://nukumorikoubou.com/


ぬくもり工房さまと打ち合わせをしました。


ぬくもり工房さまと打ち合わせをしました。
縞模様が特徴の遠州綿紬


ぬくもり工房さまと打ち合わせをしました。
打ち合わせ風景

新たな道へ まずは箒の歴史を振り返ります。

2019/03/14

ほうき草を使った箒(ほうき)を一般に座敷箒といいます。主には畳を掃くために用いられていたことからこの呼び名が生まれたようです。

ご存知かもしれませんが、座敷箒は江戸時代中期、畳の普及とともに広がりました。それまでの主流の箒といえば、棕櫚箒です。文字通り、棕櫚の木から取れる繊維を取り出した箒で、弘法大師が中国から持ち込んだともいわれています(残念ながら、これは異なるという説が有力ですが・・・)。


新たな道へ
こちらが棕櫚箒です。

棕櫚箒が得意とするのは板間(フローリング)で、穂に含んだ油分により、掃けば掃くほど「つや」が出ます。

ただ、畳のように編み込んだところに食い込む力はなく(それにポロポロ、繊維がちぎれます)、畳には不向きでした。

そこで登場したのが座敷箒です。適度なしなりと弾力性があるので畳を掃くのに持って来いということで一気に広がりました。

時が過ぎ、戦後座敷箒に新たな箒が生まれました。それがカバー箒です。ほうき草を使う点は同じですが、箒の作り方が異なります。カバー箒が生まれる前の箒はすべて「手編み箒」といい、箒の茎部分を手で編み込んだ箒を指します。一方カバー箒とは箒の茎で編み込まず、穂先だけを束ねて作り上げた箒のことを言います。


新たな道へ
こちらがカバー箒です。


新たな道へ
こちらが手編み箒です。

どちらも一長一短がありますが、現在日本に普及している座敷箒はこの2つのタイプに大別されます。

今年はこの2つのタイプにそれぞれ異なる視点からチャレンジしたいと思っています。どのような道が広がっているのか、まだ分かりません。これから皆さまと一緒に道を作っていきたいと思っています。

浜松では小鳥のさえずりが心地よく、春の訪れを感じています。

最近よく散歩する四ツ池公園ではカワセミが木にたたずみ、じっと池を見つめていたりします。

同じ場所を散歩し続けていても日々風景は異なり、新しい発見があったりして、その時その時を楽しんでいます。
(鶯やメジロなど、鳥の声の違いがだんだん分かるようになってきました。)

さて、今年のほうき草プロジェクトもいよいよ「はじまり」の時期が迫ってきました。

今年はほうき草を通じて、様々な方と新規プロジェクトを始めたいと思っています。

今年も宜しくお願い申し上げます。

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