-豆知識記事一覧-

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 149

2021/11/29

11月25日    様々な種類のほうき   その③   豆知識   

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


先日から配信している様々な種類のほうき紹介、三回目の今回は、玄関やベランダなどコンクリートのお掃除で大活躍の「黒シダほうき」を紹介いたします。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
細く柔らかな穂が特徴の黒シダほうき


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
こちらは、ほうきよりもコシを持たせたブラシタイプ
花壇まわりや窓・ドア枠サッシのお掃除にもおすすめ。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
黒シダほうき 穂の様子

黒シダほうきの穂は「黒シダ」や「ヒタムファイバー」と呼ばれ、アレンというヤシ科の木から採取される繊維が原料となります。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
アレンの木に巻き付いている黒い繊維を取り除きます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
取り出された繊維の様子

この時点では、繊維の太い物や不純物が多く含まれています。収穫された繊維は、生け花に使う剣山(けんざん)のように突き出た釘に引っ掛けるようにしてほぐし、精製します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
精製作業の様子
細く強い繊維のみが残るまで根気強く、何度も釘を通し精製します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
精製後の様子

丁寧に精製され、残った繊維のみが箒やブラシの原料となります。原料となる繊維は収穫した繊維全体のおよそ30%前後しかありません。簡単に作られている箒に見えますが、柔らかく上質な繊維を取り出すには多くの手間が掛かっております。
精製された黒シダは写真のように長さごとにランク分けされ、用途に分けて使用されます。

このあと、ようやく箒を作る工程に入っていきますが、長くなってしまいそうなので今回はここまでとします。次回、黒シダを使った箒作りの様子を紹介いたします。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 147

2021/11/22

11月18日   様々な種類のほうき   その②   豆知識   

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


前回に引き続き今回も室内向けの箒を紹介いたします。今回は、やわらかな掃き心地が特徴の棕櫚(シュロ)ほうきをピックアップします。
原料はシュロという名前のヤシ科の木から抽出され、樹皮を精製することで中の繊維のみを取り出します。シュロの繊維は腐りにくく伸縮性も高いため、古くから縄やタワシの原料として親しまれてきました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
シュロの木
※出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AD)


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
繊維の様子
1本1本が細く柔らかいのですが、耐久性もあります。

棕櫚箒も前回紹介したほうき草の箒と同様に、大きく分けて2種類の形の箒に分類されます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
主に銅線を使用し、手作業で束ねた棕櫚箒
こちらは、箒職人:松永氏作成のほうき


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
こちらは、編み込まずに穂先だけを束ね加工した「カバーほうき」

また、手作業で束ねられた棕櫚箒の中で更に2種類に分類されます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
穂先のみをほぐし、コシを残した『皮』


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
繊維を1本1本ほぐし、柔らかい掃き心地の『鬼毛』

皮・鬼毛と双方特徴があり、好みやご使用環境に合わせてお選びいただけます。どちらも柔らかな掃き心地が特徴ですが、特に『鬼毛』は繊維1本1本になるまで細かく精製しているため他の箒では感じられないなめらかな掃き心地です。言葉では上手く表現できませんが、「もっちりとした、筆のような掃き心地?」です。

今回は、ヤシ科の植物シュロから作られる棕櫚箒を紹介させていただきました。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 75

2021/03/01

2月25日   箒職人おすすめ 箒の使い方⑪   ほうきの豆知識    

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


今日で11回目の配信となります「箒職人おすすめの箒の使い方」ですが、今回も前回に引き続き番外編としまして、ちょっと変わった掃除方法を紹介させていただきます。

・ほうきでクモの巣取り

自宅や職場などでクモの巣のお掃除に悩まれている方は多いのではないでしょうか。玄関の軒下や、カーポートの天井など、いつの間にかクモの巣ができてしまいます。クモの巣を掃う専用の掃除道具もありますが、あまりたくさんの掃除道具を置いておく場所がないと言う方もいらっしゃるかと思います。
そんな時は、こんなアイテムを活用してみてはいかがでしょうか。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
BA734クモの巣ネットホルダー

こちらは、お手持ちの箒に簡単にセットできるクモの巣取り用のネットです。箒の首部分に取り付けられるホルダーをセットし、付属のネットを穂の部分に被せて使用します。特殊な形の箒や、穂の部分が規格外の大きさでない限り、ほとんどの箒に装着でき、気軽にご使用いただけます。
早速、取り付け方法を紹介します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ホルダーのロック部分(赤丸)が正面にくるよう箒の柄に巻き付けます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
付属のネットで穂を覆うようにかぶせます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ロック部分でネットを挟み込むように留めます。

ものの3分ほどで装着が完了しました。最初に巻き付けたホルダー部分は一度取り付けてしまえば、以後は取り付けたままで通常の箒としてのお掃除も可能です。次回以降は、ネットの取り付けだけなので1分ほどで簡単に装着できます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ご使用イメージです。

ご使用の際は、写真のように上から下にクモの巣を掃ってください。製品の構造上ネットが外れやすいため、あまり大きく左右に振ってのご使用はお止めください。

いかがでしたでしょうか。今回までおよそ1ヶ月に渡って、「箒職人おすすめの箒の使い方」を紹介させていただきました。基礎的な内容を中心に発信させていただきましたが、何か少しでも新しい発見として、皆さまの「掃除の時間」に取り入れていただけましたら幸いです。また新しい発見やおすすめの使用方法が見つかりましたら、ブログにて共有させていただきたいと考えております。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 74

2021/02/25

2月22日   箒職人おすすめ 箒の使い方⑩   ほうきの豆知識    

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


今日で10回目の配信となります「箒職人おすすめの箒の使い方」ですが、今回は番外編としまして、ちょっと変わった掃除方法を紹介させていただきます。

・ウェットシート活用方法

掃き掃除をしていて細かなホコリの舞い上がりが気になったことはございませんでしょうか。リズミカルに掃き掃除をしていると、気を付けていてもどうしても舞い上がってしまいます。そんな時の解決方法として、ウェットシートとの合わせ技をご紹介します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ワイパーウェットシート30PSQ057

こちらのウェットシートは除菌剤配合、桃の葉エキス入りでお掃除中も良い香りを楽しめます。もちろん普段お使いのウェットシートでも構いません。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト

こちらを適当に千切り、床にバラまきます。掃除する環境やホコリの量にもよりますが、シート1枚で6畳ぐらい使用するのがおすすめです。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト

千切る幅はお好みで構いませんが、2~3センチほどが散らかり過ぎないのでオススメです。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト

あとは、千切ったウェットシートをゴミと一緒に掃いていくだけです。ウェットシートが細かなホコリを吸着しつつ、シートに含まれた薬剤で床の除菌も同時におこないます。

こちらは、昔からある方法で、新聞紙に水を含ませ同じように千切って掃除をする方法からヒントを得ました。新聞紙を湿らすよりも手間が掛からず、同時に除菌もできるため、おすすめです。

こちらの手法ですが、2点注意点がありますので実施する際はご注意ください。

注意1:千切ったウェットシートは床(フローリングや畳)に長時間放置しないでください。
床(特に無垢材)に長時間放置しますと、床にシミが残る可能性があります。ご使用の際は必ず一度に使用し、掃き忘れなどによる長時間の放置が無いようにご注意ください。

注意2:使用後の箒はよく乾燥させてください。
ほうき草を使用した箒は、穂が水分を含みやすく、使用後には注意が必要です。水分を含んだまま穂先が曲がる状態で保管してしまうと、クセがついてしまい穂先が曲がってしまいます。また、保管状況や時期によってはカビを発生させる原因の1つにもなります。
ご使用後は、通常の掃除後と同様に風通しのよいところで吊るして保管してください。

今回は、ちょっと変わった箒の使い方として箒とウェットシートの合わせ技を紹介しました。掃き掃除の際、ホコリや花粉の舞い上がりが気になる方はぜひ試してみて下さい。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 73

2021/02/22

2月18日   箒職人おすすめ 箒の使い方⑨    ほうきの豆知識

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です!

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?

箒職人がおすすめする箒の使い方も9回目となりました。今回は、箒のお手入れ方法について紹介したいと思います。

・普段のお手入れ


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
普段のお掃除で髪の毛やゴミが穂先に絡んで気になる場合は、軽く手でつまみ、取り除くと箒の機能を損ないません。古くなって使わない櫛(クシ)や専用のブラシで穂先を整えてあげると箒の機能を最大限に生かせます。

・保管方法


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト

ご使用後に保管する際は、必ず穂先が地面に接しないよう吊るして保管して下さい。穂に負担が掛かった状態で長時間経過すると、穂先が曲がってしまい、非常に使いにくくなってしまいます。

 

・穂先の曲がりを整えるお手入れ

保管状況に気を付けていても、長く使用していると穂先に曲がりが出てくる場合があります。そんな時にご自身で曲がりを整える方法を紹介します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
軽くゴミを落とし、霧吹きで軽く曲がり部分を湿らせます。
 


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
湿らせた曲がり部分をつまみ、もみ込むように真っすぐに伸ばしていきます。
この方法で、ちょっとした曲がりであれば真っすぐに直すことができます。もし、もっとクセが強く直りにくい場合は、こちらの方法も試してみてください。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
桶やバケツにお湯(または水)をはり、曲がり部分を浸します。
※お湯の方が効果は大きいです。
そのまま10分ほど浸し、上記で実践したように曲がり部分を、もみ込むようにほぐします。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
見た目でも大きく違いがありますが、少し手を掛けてあげることで劇的に使用感が変わります。穂を整えた後は、必ず風通しの良い場所で1日程度よく乾燥させてからご使用ください。
今回ご紹介したように、それほど難しい技術もなく簡単にお手入れすることができます。また、ご自身で作業することで更に箒への愛着が沸くのではないでしょうか。穂先の曲がりが気になった際は、ぜひチャレンジしてみてください。

今回まで9回に渡って、箒を使ってのお掃除を紹介させていただきました。次回は番外編ということで、箒を使ったちょっと変わった掃除方法を紹介させていただく予定です。次回もぜひご覧ください。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 72

2021/02/18

2月16日   箒職人おすすめ 箒の使い方⑧    ほうきの豆知識    

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


先日より発信させていただいている、箒職人がおすすめする箒の使い方も8回目となりました。今回は、箒の相棒とも呼べる「チリトリ」に着目していきたいと思います。
お掃除の脇役にも思えるチリトリですが、実は掃き掃除の効率を考える上で重要なアイテムとなります。
戦後は樹脂製のチリトリがかなり普及していますが、戦前は木製のチリトリが多く、職人が台頭した箒と異なり、それぞれのご家庭でチリトリを手作りすることも多かったようです。

・おすすめのチリトリ


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ブリキチリトリ

ブリキチリトリは耐久性・耐熱性に優れており、劣化しにくい点が特徴です。素材はブリキ(鉄)ですが、表面処理されておりサビにも強いです。もちろん、手作りの木製チリトリよりも軽く、機能性にも優れているので一時期は一世を風靡しました。樹脂製のチリトリにやや押され気味ですが、ブリキ独特の風合いや樹脂にない耐久性を好む方々はいまだ健在です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
名匠616安心チリトリヘラ付

掃き込み口にゴム製のヘラを取り付けることで掃きこぼしを抑え、使い心地を更に追究した商品も取り扱っております。さらにこちらのチリトリは立てて収納できる優れものです。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
フックで掛けて吊るせない場合や、ちょっとした隙間に収納できます


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
砂利分別十字チリトリAZ625

こちらの砂利分別十字チリトリは、庭やコンクリートのお掃除におすすめです。
落ち葉やゴミと一緒に砂利を掃き込んでしまっても、チリトリのスリットから砂利だけを落とすことができ、ゴミをしっかりと分別できます。

樹脂製のチリトリは加工性が高く、様々な機能を付加しやすい特長があります。軽く、操作性も安定しているので、それぞれの特長を吟味していただければと思います。

今回は箒の相棒、チリトリを紹介させていただきました。
次回は箒のお手入れ方法について探っていきます。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 71

2021/02/15

2月10日   箒職人おすすめ 箒の使い方⑦    ほうきの豆知識    

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


先日より発信させていただいている、箒職人がおすすめする箒の使い方も今回で第7回目となりました。前回に引き続き、実際に箒を使用してのお掃除の際に気を付けたいポイントを紹介したいと思います。

・掃除の流れ

③穂先の使い方


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ほうき草を原料とした座敷ほうき

コシの強い座敷ほうきを使用する際は、写真のように穂先3センチほどが反るように、軽く力を加えながらホコリを弾くようなイメージでご使用いただくことをおすすめします。
一度にたくさんのホコリを集めようと、力強く穂を押し付けがちになります。穂先を寝かし過ぎると穂先や床を傷つける原因となりますので注意が必要です。それにホコリが四方八方に舞い上がります。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
棕櫚(シュロ)を原料とした棕櫚箒

ほうき草に比べ柔らからな掃き心地の棕櫚箒は、なるべく穂先を垂直に立て、床を撫でるようにホコリを集めます。ほうきと言うよりもモップで床を拭いているようなイメージでお使いいただくと、扱いやすいかと思います。

④効率の良いゴミの集め方

穂先の使い方をマスターしたら、次はゴミの集め方の紹介です。前回お伝えしたように、掃除の基本は、「奥から手前」です。掃除をする際の箒の風圧や人の動きにより、ホコリや小さなゴミは隅に舞ってしまいますので、奥や隅から出入口方向に向かって掃くことをオススメします。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
畳やフローリングの目に沿って奥から手前を意識します


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト

車庫や庭など少し広いスペースを掃除する際は、中心に向かって円を描くようにゴミを集めてくると良いかと思います。だんだん円が中心に向かって小さくなっていき、最後に中心に集まったゴミをチリトリで集めます。
いずれの環境でも隅や奥にゴミが残らないことを意識すると、効率的に掃き掃除ができます。

今回は実際に箒を使用する際のポイントを紹介しました。次回は箒の相棒である「チリトリ」に着目してみたいと考えております。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 70

2021/02/11

2月8日   箒職人おすすめ 箒の使い方⑥    ほうきの豆知識    

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


先日より発信させていただいている、箒職人がおすすめする箒の使い方も本日で第6回目となりました。今回からは、実際に箒を使用してのお掃除の際に気を付けたいポイントを紹介したいと思います。

・掃除の流れ

①荷物を片付ける

大掃除でも普段の掃除でも同じですが、まずは散らかっている荷物を片付けることからスタートします。いきなり掃除を始めがちですが、掃除の途中で手を止めて荷物を片付ける、また掃除を再開する、の流れは非常に時間効率が悪くなってしまいます。
掃除をしたい気持ちをグッと抑え、まずは整理整頓から始めると最終的には短時間で済ませることができます。
「忙しいのに片付けからなんて大変!」と思う方もいらっしゃるかと思います。そんな方は、普段から整理整頓ができる環境を強引に作ってしまうと、だいぶお掃除が楽になります。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
当社の整理整頓における取り組みの様子
ダンボールを工具の形にくり抜き、所定の位置を決めております。

こちらは、当社で取り入れている整理整頓の取り組みの1つです。生産ラインで使用する道具に所定の位置を決め、使ったら戻す、使ったら戻す、を習慣づけております。
さすがに一般のご家庭で、ここまで細かく位置を決めるのは難しいかも知れませんが、筆記用具はこの場所、ハサミはこの場所などと家庭内でルールを決めておくと自然と所定の位置に戻すクセを付けることができます。

余談ですが、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭で、子どもがおもちゃの片付けができず、散らかって困るというケースがよくあります。
この場合、「片付ける場所が分からない」「片付け方が分からない」という気持ちを抱いているお子さんも多いようです。上記でお伝えしたように、場所を決める、1つおもちゃを使ったら元の場所に戻し次のおもちゃで遊ぶ、というように明確なルールを決めておくと自然と整理整頓が身に付けられます。もちろん好き放題に散らかすのも子どもの役目だと思いますので、一概にこうするべきと言うつもりはありませんが、1つの手法として少しでも参考になりましたら幸いです。

②「上から下」「奥から手前」

さて、荷物が片付いたら早速お掃除のスタートです。こちらはよく耳にするかと思いますが、掃除の基本は「上から下」です。まずは高い所のホコリを払い、だんだんと下に降りてきて床を掃除します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
松永 美香子作 棕櫚箒 ミニトサカ小

棚の上や家電の隙間などは、このような柔らかな穂先の箒で上から下にホコリを落としていくと良いかと思います。

また、もうひとつ基本として、掃除は「奥から手前」を意識すると良いと言われています。家具の奥や荷物の下などのホコリを取り忘れると、ちょっとした風の動きで表に出てきてしまいます。「せっかく一生懸命に掃除したのに」とストレスにならないよう「奥から手前」を意識し、動かせる家具や荷物はなるべく動かしながらお掃除することをおすすめします。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
TK伸ばせる!シートですきまキーレーLL

冷蔵庫や動かせない大型家具の下などには、このような便利で面白い掃除用品もおすすめです。さすがに1センチほどの隙間を箒で掃くことは難しいため、このようなアイデア商品を使用してみるのはいかがでしょうか。伊藤自身も実際に使用し、手の届かなかった冷蔵庫下に溜まったホコリがごっそり取れた時は何とも言えない爽快感でした。

少し長くなってしまいましたが、今回はこのあたりで終わりたいと思います。次回も引き続き、箒を使った掃除方法を紹介していきたいと思います。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 69

2021/02/08

2月4日   箒職人おすすめ 箒の使い方⑤    ほうきの豆知識   

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


前回に引き続き、箒職人がおすすめする箒の使い方について紹介いたします。
第5回目は、庭先の掃き掃除におすすめの箒です。

・ほうきの選び方


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
コンクリートの上の落ち葉が得意な「赤シダほうき」

赤シダは、前回紹介した黒シダに比べ、繊維が太くコシが強い掃き心地が特徴です。
落ち葉や小石など、少し大きめなゴミも力強く掃き集めます。繊維が太いが故に細かな砂埃を集める掃除には不向きとなりますので、状況により黒シダほうきと使い分けると、より楽にお掃除できます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
芝生の上や砂利の上でのお掃除に活躍する「葉脈ほうき」

ヤシの葉脈から採れる繊維を利用した葉脈ほうきは、赤シダほうきよりも更にコシが強く力強い掃き心地が特徴です。イメージとしては、お寺で和尚さんが使用している竹ぼうきの掃き心地に近いと思います。竹ぼうきよりも繊維が太く、穂先の耐久性に特に優れております。
葉脈ほうきをご利用になったお客様からは「庭先の掃除は、やっぱりこれじゃなきゃダメね」とお褒めのお言葉をいただくこともしばしば。一度使っていただくとクセになる魅力的な箒となっております。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
細かな場所のお掃除に活躍する「ハンドタイプ」

前回紹介しました黒シダや今回の葉脈を利用したハンドタイプの箒もご用意しております。
庭先の花壇やプランター周りなど、細かな部分の土埃を手軽に掃除できます。まさに、痒い所に手が届く気の利いた1本ではないでしょうか。

今回は庭先のお掃除におすすめの箒を紹介しました。
次回からは、箒を使った具体的な掃除方法について掘り下げていきたいと考えております。
ぜひ次回もご覧いただけましたら幸いです。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 68

2021/02/04

2月1日  箒職人おすすめ 箒の使い方④     ほうきの豆知識   

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


前回に引き続き、箒職人がおすすめする箒の使い方について紹介いたします。
第4回目は、玄関や外まわりの掃き掃除におすすめの箒を紹介します。

・ほうきの選び方


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
土間やタイルのお掃除に活躍する「黒シダほうき」

黒シダの繊維は非常に細かく、細かな砂埃を集めるのが得意です。また水に強く、雨水などに濡れても穂先が傷まない点も特徴です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
黒シダを使用した収納に便利なチリトーレ

玄関など人目が気になる場所での収納には、こちらのチリトーレがおすすめです。
自立型のチリトリとぴったりフィットし、穂先を傷めずスマートに収納できます。腰をかがめずゴミを集められるため、気になった時にサッと掃くことができます。

また、意外かも知れませんが、使い古した座敷ほうきを玄関用に使用していただく方法もおすすめです。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
永年使用し、穂先が短くなってしまった座敷ほうき

ほうき草を原料とした座敷ホーキですが、永年使用していると穂先が擦り減りだんだんと掃きづらくなってきてしまいます。最初の内は穂先をハサミで切り揃えてあげることで掃き心地を維持できますが、元の長さの半分ほどになってしまった頃でしょうか。だいぶ穂のコシが強く感じるようになってくることと思います。そんな時は玄関や土間用に下して、新たな活躍の場を与えてあげてください。玄関・外掃き用の箒として更に永い間、ご愛用していただけるかと思います。

ほうきの選び方を紹介させていただき、今回で4回目となりましたが、紹介した箒の特徴は上手く伝わっているでしょうか。コロナウィルスの影響もあり、なかなか実店舗で箒をお選びいただくことが難しくなっていることと思います。ブログやインターネット販売での発信で、少しでもご使用シーンに適したお掃除用品を紹介できるよう注力していきたいと考えております。

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