-2016年ほうき草プロジェクト記事一覧-

2016年12月14日 ほうき草栽培プロジェクト 箒発売決定!!

2016/12/09

たくさんの皆さまのおかげで作り上げることができた浜松産100%のほうき草。このほうき草を使った手編み箒がついに完成しました。手編みは愛知県在住の箒職人鈴木徹氏に依頼して、丁寧に仕上げていただきました。

(初回販売数量は限られていますが、今後毎月編み上げていただく予定です。)

商品は「濵松出世手編みほうき 短柄」と「濵松出世手編みほうき 長柄」の二つです。

江戸時代の浮世絵師「歌川広重」が東海道五十三次 濱松・冬枯ノ図(ふゆがれのず)に描いた箒を再現するところから始まったほうき草栽培プロジェクト。だからこそ、この「濵松」を商品名に起用しました。

(ちなみに、「出世」は浜松出世城から頂戴し、皆々様がより元気で快適に暮らせるようにという想いを込めています)

江戸時代から受け継がれている日本の座敷箒、やわらかい掃き心地を感じていただけたら幸いです。

最後になりましたが、ここまでご協力いただいたすべての皆さまに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

直虎ちゃんへ献上しました! (2016年最終報告)

2016/11/29

2016年11月28日(月) 快晴です。ごっほん。今年も浜松市へ出来上がった箒をJAの皆さまと一緒に献上してきました。

11:45~12:00までの15分間、ご多忙のところ、星野副市長が時間を取ってくださり、「これからも浜松にほうき草を根付かせるべく、活動致します」と申し上げたところ、「是非頑張ってください」との温かいお言葉を頂戴しました。ありがとうございます!

そして、来年から始まる大河ドラマ「おんな城主 直虎」を契機に、直虎ゆかりの地浜松をPRする旗振り役「出世法師直虎ちゃん」に箒を献上しました。
直虎ちゃんからは温かい笑みを賜りました!


直虎ちゃんへ献上しました! (2016年最終報告)
直虎ちゃんへ献上しました! (2016年最終報告)
直虎ちゃんへ献上しました! (2016年最終報告)
今回献上する箒です


直虎ちゃんへ献上しました! (2016年最終報告)
直虎ちゃん 登場です!オーラがあります。


直虎ちゃんへ献上しました! (2016年最終報告)
直虎ちゃんと星野副市長に浜松産100%のほうき草を使った箒を献上しました。


直虎ちゃんへ献上しました! (2016年最終報告)
JAの皆さま、アズマ社員を交えて写真撮影しました。


直虎ちゃんへ献上しました! (2016年最終報告)
出席者全員で記念に。みんないい顔しています!

直虎ちゃんへの箒献上も無事に終え、今晩、JAの皆さまとアズマ社員でクラウンパレス浜松にて打ち上げを行います。一年の苦労を労うべく、用意してもらいました。
振り返ると色々なことがありましたが、今となればいい思い出です。このような体験ができたことに素直に感謝したいと思いますし、来年に向けて頑張るべく、パワーを充電してきます。

つたないブログではありましたが、今年の活動を見守っていただき、本当にありがとうござしました。来年の活動も是非期待してくださいね。

番外編 糸染め

2016/11/20

ほうき作りに当たって、編み込むための糸を探しましたが、必要とする太さ直径1.0㎜前後のカラー糸(黒の規格品)を見つけることができませんでした。
ということで、糸に詳しい開発担当者に相談し、自分たちで黒に染めて準備することにしました(地味に頑張っていました!)。今回はその様子をご紹介します。


番外編 糸染め
2016年10月12日(水)14:30
鍋とコンロを用意して、作業開始です。


番外編 糸染め
購入した糸は無着色の麻そのもの


番外編 糸染め
ダイロンという染色剤を湯に溶かします


番外編 糸染め
番外編 糸染め
糸を投入し、30分以上弱火で煮込みます


番外編 糸染め
その後、湯からあげて水洗いします


番外編 糸染め
陰干しで乾燥させます


番外編 糸染め
糸の用意ができました。思ったよりも上手く染まり、良い出来栄えです。
(今回は糸の太さを2種類用意しました)

 

規格品に慣れ、欲しいものが簡単に入手できる昨今、一からすべてを作ることの大変さがよく分かりました。昔の方がモノを大切にしていたのはそういう土壌があったからなんでしょうね。

明治神宮例祭

2016/11/14

今回、JA吉田様にご調整頂き、今年作った手編み箒を11/3(木)明治神宮例祭で奉納致しました。例祭の様子と奉納品として飾って頂いた様子をご報告致します。

11月3日(木)朝8時50分に明治神宮前に到着し、JA様ご一行と合流したのち、奉納品を見ることにしました。明治天皇の御誕生日を祝う明治神宮例祭には、全国から寄せられた奉納品が並んでいましたが、箒は当社のみのようで、高い位置に並べて頂いたので遠くからでもすぐに分かりました。

10時になると、本殿にて厳かな雅楽を合図に始まり、天皇陛下の勅使玉串拝礼等、式は粛々と進行。11時50分、無事に終了しました。


明治神宮例祭
全国から寄せられた奉納品が並んでいます


明治神宮例祭
民芸品、量産製品等多種雑多な展示の中で「手編み箒」はひときわ異彩を放っていました


明治神宮例祭
静岡県 JAとぴあ浜松青壮年部 アズマ工業㈱と名前も掲示頂いております


明治神宮例祭
奉納者・関係者など総勢数百名の方々と例祭に参列させて頂きました


明治神宮例祭
明治神宮例祭
式は粛々と進行

今回、例祭に参加し、日本の伝統の一つである箒、そして日本に根付くお掃除の慣習を守っていかなければと改めて思いました。

ほうきを作る⑤ 箒づくりの要諦 その3

2016/11/06

「編み込む際、穂の向きにも気を付けています。穂はよく見ると、必ずどちらかに曲がっています。それを見極め、箒の内側に向くように編み込みます。外側を向いてしまうとはねてしまいます」

箒はいくつかのほうき草の束(編み玉や中玉のこと、専門用語で「玉」と呼ばれています)を連ねて編み上げられていますが、
「それぞれのほうき草の束の位置によって、芯の入れ方が異なります。箒の両側のほうき草の束には穂を全体にぐるりと被せるので芯は少なめ、中央部分のほうき草の束には芯を多めにするとバランスが良くなります」


ほうきを作る⑤ 箒づくりの要諦  その3
穂先がないものが芯です。ほうき草の茎を芯に流用します。


ほうきを作る⑤ 箒づくりの要諦  その3
ほうきを作る⑤ 箒づくりの要諦  その3
ほうきを作る⑤ 箒づくりの要諦  その3
芯の入れ具合で掃きやすさが変わります。全体のバランスにも大きく影響します。

これらの玉をある規則性に従い、丁寧に編み上げることで、バランスの良い箒が作られます。


ほうきを作る⑤ 箒づくりの要諦  その3
ほうきを作る⑤ 箒づくりの要諦  その3
それぞれの玉を合わせ、編み上げる。


ほうきを作る⑤ 箒づくりの要諦  その3
穂をすき、穂を整える。


ほうきを作る⑤ 箒づくりの要諦  その3
穂先をカットする。


ほうきを作る⑤ 箒づくりの要諦  その3
完成です。

 

「自分が作った箒を後から見ると、気になる点も出てきます。まだまだですね」
より良い箒作りを目指している鈴木氏らしい発言のあと、今後の抱負を聞いてみました。
「状況が許されるなら、作り方を伝えていきたいですね」

日本の伝統をつなげることが我々の共通の目標。一緒に歩んでいきたいと心から思いました。

ほうきを作る④ 箒づくりの要諦 その2

2016/10/31

もちろん、箒作りに欠かせないポイントは他にもあります。

「柄をほうき草に差し込む際、ちょうど真ん中に来るようにしないとバランスは悪くなります」


ほうきを作る④ 箒づくりの要諦  その2
柄の位置を見極める。

「それに手編みの場合、糸で締めながら編んでいきますが、それぞれ締めるポイントは決まっています。均等になるようにこの規則性を守ることが大切です。糸で締めることで密度を高め、掃きやすくしています」


ほうきを作る④ 箒づくりの要諦  その2
専用の器具を使って箒を締め上げる。
かなり力が要ります。

たとえば
「『くぐらせ』『のっけて』を繰り返し編み上げます」
「編目が合うように、編み玉は中玉よりも1周多く編んでいます」
「偶数で編んでいき、最後は奇数で編み上げると整います」
一見、複雑なように聞こえますが、「慣れれば大丈夫ですよ」と鈴木氏は笑いながら編み上げます。


ほうきを作る④ 箒づくりの要諦  その2
ほうきを作る④ 箒づくりの要諦  その2
箒に使う玉。間隔を合わせることも重要なポイント

編み上げ以外にもいろいろなポイントがあります。箒は長い年月を重ね、様々な工夫がなされています。


ほうきを作る④ 箒づくりの要諦  その2
根元は固いが、1cmくらい先(穂側)を押すと穂が広がる。


ほうきを作る④ 箒づくりの要諦  その2
ほうきを作る④ 箒づくりの要諦  その2
目釘は乾燥した時の柄の抜け防止にも。


ほうきを作る④ 箒づくりの要諦  その2
ほうきを作る④ 箒づくりの要諦  その2
小編みは穂の折れ防止のために。


ほうきを作る④ 箒づくりの要諦  その2
たたき締める。締めすぎると糸が切れたり、バランスが悪くなったりする。

またまた話の途中ですが、続きは次回に。

ほうきを作る③ 箒づくりの要諦

2016/10/24

鈴木氏いわく、箒作りの要諦は
 ①全体のバランスを整え、軽い箒を作る。
 ②そのためにも穂の選別を丁寧に行う。
ことにあります。

「ほうき草の細かさを指先でも確かめています。浜松のほうき草は本当にやわらかいですね」


ほうきを作る③ 箒づくりの要諦
穂の感触を一本一本確かめます

 

穂の選別は見た目と手の感触、そして意外に思われるかもしれませんが、穂のこすれ合う音を頼りに行います。
「枝分かれが少ない穂を選び、固い草は取り除きます。固い草は音が違います。こすれ合うとバリバリという音がします」

ほうき草はどうしても環境によって出来栄えが変わるので、できる限りほうき草を生かすことも箒職人としては大切なことだそうです。

「たとえば、焼けてしまった(色が変色した)ほうき草は、それだけで掃き心地が悪いというわけではありません。見た目の問題だけです。だから、表に出ない箇所にそれを使います」

ほうき草を使った座敷箒は江戸時代に考案されたもの。循環社会と呼ばれるくらい物を大切にしていた時代です。できる限り『生かす』ことも自然と箒作りに組み込まれているようです。

話の途中ですが、続きは次回に。

ほうきを作る② 箒職人

2016/10/17

今回は、浜松のほうき草を使い、箒を作っていただく鈴木氏についてご紹介します。

鈴木氏は23歳で箒作りを始め、20年以上箒を作り続けています。

ほうきを作る② 箒職人

箒作りを始めたきっかけはたまたま大江戸の物産展で箒作りを見かけたこと。元々は金沢の大学で法学部出身。箒に関しては全くの門外漢だったそうです。それでも箒作りの道に入った理由は「物を作ることが好きだったから」
それに「どうしても細かいところまで目が行ってしまいます」 箒作りと自分の性格が一致しているところも背景にあるようです。

ほうきを作る② 箒職人

「速く作るよりも1本1本を丁寧に作りたい」

丁寧に作ることを心がけるからこそ、
「ほうき草1本1本を見て、作っている箒との相性を確かめています」

「関係者には仕事が遅いとよく言われています(笑)。でも性分なので仕方ないですね」

次回は、箒づくりについて鈴木氏にお話しいただきます。

ほうきを作る① 2016年10月5日 鈴木氏

2016/10/10

ほうき草の選別も順調に進み、いよいよ箒(ほうき)づくりを開始します。
愛知県に在住する箒職人、鈴木徹氏に手編み箒づくりを依頼することになり、10月5日(水)に鈴木氏にお会いしました。

鈴木氏いわく、「浜松のほうき草は茎や穂先がやわらかくていいですね。」とのこと。

ほうき草の茎部分が若干短めのもの(40cm以上)でも、「充分編めるので大丈夫です」という力強いお言葉をいただきました。

ほうき草の編み方の他に、使用する糸の材質(麻糸)、竹の産地(国産)の打ち合わせを行い、いよいよほうき作りの開始です。

どのような箒ができるのか、乞うご期待!

ちなみに・・・今年も浜松のゆるキャラ“出世大名家康くん”に箒を献上する予定です。

選別② 2016年10月5日 途中経過です。

2016/10/06

選別作業の途中経過を報告します。

現在のところ、穂の色が変色せず、茎の長さが55㎝以上キープできている原料は極わずかな状況です。作業量をこなして原料の確保を図ります。


選別② 2016年10月5日 途中経過です。
左が茎55㎝以上(手編みホーキ向け)、右が55㎝未満(カバーホーキ向け)。

 

やはり茎の長さが55㎝以上をキープできている原料は少なく、大半が55㎝未満の原料となります。
栽培条件で茎の長さ55㎝以上の物が栽培できるかどうかが今後の課題です。


選別② 2016年10月5日 途中経過です。
穂の色が赤く変色していない物で区分します。
左:茎の長さ55㎝以上、右:茎の長さ55㎝未満

 

赤く変色せず、且つ茎の長さが55㎝以上となると更に条件は厳しくなります。確保できる量は感覚的に全体の10%以下ほどです。
地道な作業になりますが、引き続き手編みホーキ用として使用できそうなランクの原料の確保を図ります。

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