-2020年ほうき草プロジェクト記事一覧-

ほうき草プロジェクト(半田畑)6

2020/11/30

11月26日   紅あずまはどうなった?(半田畑)  番外編

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


少し前の話になりますが、10月下旬、久しぶりに半田畑を訪れました。
今年のほうき草栽培は終了しておりますが、忘れてはいけません。恒例となっている紅あずま(サツマイモ)の栽培は続いております。
例年であればそろそろ収穫時期です。無事生長しているでしょうか? 早速試し掘りをすることにしました。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
紅あずまの様子です。

弦は青々と生い茂り、元気な様子です。
しかし、大切なのは土の中、肝心のお芋は大きく育っているでしょうか?


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
早速、Tさん指導のもと試し掘りをしてみることに…


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
お!姿が見えました! 焦る気持ちを抑え丁寧に掘り進めます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
???

勢い良く掘った割に小物が現れました。気を取り直してもう1箇所、反対の隅を掘ってみます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
???
更にサイズダウンです。

今年は長雨・猛暑の影響で、農作物全般的に生長が悪いとの前情報は入っておりましたが、その中でも土の中で育てる芋の関係は比較的豊作とも聞いておりました。
不安と淡い期待を抱きながら試し掘りを試みましたが、期待は見事に打ち砕かれてしまいました。

とは言え、この日は試し掘り、まだ掘っていない畝の中央部分の様子は分かりません。
本番の収穫を11月上旬に設定し、残り1週間ほどで少しでも大きくなってくれることを祈りながらこの日は畑を後にしました。

例年、紅あずまは収穫後、年末のアズマ感謝祭において焼き芋にして来場者に振舞っておりましたが、今年はコロナウィルスの影響で来場者の安全を最優先に考え、感謝祭を中止としました。
残念ですが、感謝祭実行委員がこの状況の中で何が出来るか模索しております。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 53

2020/11/19

11月12日    ほうきの使用テストと課題解決に向けて  箒職人への道

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


先日少し紹介しましたが、伊藤の編み込んだ箒を同じ工場の社員にテストしていただいたことで、課題が見えてきました。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
意見をまとめ、解決の糸口を探ります。

中でも気になる課題は、掃き心地に不満がある点です。
師匠の箒に比べ、穂の密度が足りず、掃き残しが気になります。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
矢印部分に穂割れ(穂と穂の隙間)があります。

解決策として、芯穂(穂の内側に束ねるほうき草)のボリュームを増やしてみようと思います。
師匠に教えていただいた編み方を守りながらも、箒草の質を見極めて柔軟に対応していく必要があるのだと改めて感じました。

自分自身で工夫し解決していくことで、職人として、もう一段階レベルを上げられるよう追求していきます。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 47

2020/10/22

10月19日   ほうきの出来栄えは?   箒職人への道

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です!

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?

この日は、編み上げた箒を工場の仲間たちに試してもらいました。
当社アズマ工業は、箒の製造からメーカーとしての第一歩を踏み出しました。
ですから、箒には特にこだわりや厳しい目を持った従業員が多数在社しております。
アズマ工業の歴史と吾妻箒

そんな厳しい目を持った仲間たちに、伊藤の箒はどのように映るのでしょうか?


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ほうきの検査工程を担当する従業員の様子
輸入品の手編みほうきはこちらの工程で1本1本、厳しくチェックされております。
普段から毎日のように箒に触れており、品質に対する目が肥えております。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
伊藤の箒を試していただきました。
 

「思ったより軽く、扱いやすいですね」

 

まずまずの反応です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
 

「穂先が不揃いなのか、少し掃き残しが気になります」
「柄(え)の角度も普段扱っている箒に比べ、少し傾いている気がします」
さすがは、日に1000本ほどの箒を検査している方々です。微妙な点を細かく指摘していただけました。

今回指摘いただいた点については、改善方法が見えております。
今後の箒作りに生かし、また試していただこうと思います。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 45

2020/10/15

10月12日   明治神宮へ向けての箒が完成しました 箒職人への道

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


先日まで明治神宮秋の大祭に向けてほうきを作りこんでおりました。
納得できる箒が完成し、明治神宮に向けて発送いたします。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
完成した箒です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
掃き心地を最終チェックし、仕上げます。

自身で編み込んだ箒が全国の特産品と並んで展示されると思うと、今からワクワクします。
今年は明治天皇鎮座100年の記念の年となります。コロナ禍ではありますが、多くの人にご覧いただけたら有難いです。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 44

2020/10/12

10月7日   箒作りに大切なこと     箒職人への道

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


ほうき作りの作業の中で一番時間が掛かる作業は「選別」と呼ばれる工程です。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
原料のほうき草を穂の長さや色目ごとに仕分けしていきます。

選別は編込み前の準備的な作業で、はっきり言って地味な作業です。

しかし、箒職人の方であれば恐らく皆、選別が一番重要な作業だとおっしゃると思います。そのぐらい奥が深く、箒作りの肝だと思います。

とは言え、年によって箒草の出来栄えも様々です。特に近年では自然環境の変化から毎年同じような環境で栽培できるとも限りません。
そんな中で、どんな箒草であれ与えられた条件で安定した品質の箒を編み上げることが職人としての力量ではないかと感じております。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
編み上げた箒の様子

箒草を見極め、生かす。
安定して同じ品質の箒を編み上げられるよう技術を高めていきます。

ほうき草プロジェクト(浜北畑・半田畑)

2020/10/01

9月25日   続けられることに感謝です   ほうき草栽培

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


9月も月末に差し掛かり、少しずつですが秋の気配を感じております。
この時期になると例年のイベントとして、明治神宮への手編み箒奉献が近づいてきます。

※昨年の様子はこちら↓↓↓
2019年ほうきプロジェクト ほうきを明治神宮へ奉納しました

秋の例祭は11月3日です。
コロナ渦の状況ではありますが、今年も箒を奉献できる運びとなりました!



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
通知のお手紙をいただきました。


期間中、全国の特産品として明治神宮の本殿前に展示していただき、参拝者の皆さまに観覧いただきます。

昨年までは、伊藤の師匠である箒職人の鈴木徹さんに長柄・短柄の合計2本を編み込んでいただき、奉献させていただいておりました。
今年は、伊藤が短柄の箒を編み込んで奉献品として納めたいと考えております。

全国の特産品と並ぶため、プレッシャーが掛かりますが、機能も見た目にも納得できる1本を編み上げたいと思います。

ほうき草プロジェクト(浜北畑)18

2020/09/28

9月18日   浜北畑、収穫後の様子   ほうき草栽培

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


浜北畑での今年の箒草栽培を終え、2ヶ月が経ちました。
この日は、農家の倉田様を訪ね、収穫した箒草の出来栄えと来年に向けての打合せをおこないました。

伊藤「今年は梅雨の長雨の影響で穂にクセがついてしまった点と、虫の発生を抑えきれなかった点が反省点です」

倉田様「虫の防除には、やはり除草作業がカギになります。雑草の背丈が低い内にいかに手を掛け抑え込めるかがポイントです」

伊藤「今年は特に好条件の畑をお借りし、雑草も生えにくい状況ではありました。ですが、品質を上げるには、もっともっと手を掛ける必要があると感じております」

倉田様「タイミングにもよりますが、来年も可能な限り良い条件の畑を用意しますよ」

何とも心強く、有難いお言葉!ですが、甘えてばっかりもいられません。来年は更に品質にこだわって丁寧に育てていきたいと宣言し、打合せを終了しました。

帰りに今年お世話になった畑に寄りました。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
現在の様子


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
キャベツがキレイに定植されておりました。

ほうき草を育ててくれた畑は、ほんの少しの休息を経て、また新たな農作物を育てるため活躍しているようです。

来年は同じ畑ではないかも知れませんが、来年の栽培を思い描きながら帰路につきました。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 41

2020/09/24

9月17日   師匠の判定は?  箒職人への道

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


先日、編み込んだ箒を師匠宛てに発送し、感想を待っておりました。
自分自身でも手ごたえを感じた1本です。胸を張って送り出しました。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
発送したほうきです。

そして、メールにて感想とアドバイスをいただきました。
「およそ問題ないと思います。作りもしっかりしており、バランスも良いです。」とのお言葉。

良かったです!なかなか自分自身でも納得が出来ない状況が続いておりましたが、自信を持って送り出した箒が認めていただけた様子です。

とは言え、さすがの師匠。細かなアドバイスを的確にいただきました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
写真でアドバイスをいただきました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
分かりやすくコメントいただき、納得のアドバイスです。

アドバイスは次の箒作りから早速、生かしていきます。
細かな点を修正し、いよいよ伊藤の箒として販売できる見込みとなってきました。

お客様にお届けできるよう、ほうきの生産と販売準備を進めてまいります。
ご期待下さい!

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 40

2020/09/17

9月11日  いつもと違う箒を編んでみました   箒職人への道

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


前回のブログで紹介したタイ製の箒ですが、編み込みの手順が見えてきたため、自身でも再現してみました。

完成した様子がこちら、



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
左:タイ製ほうき      右:伊藤ほうき

タイ製の箒は穂に着色を施しているため、見た目のイメージはガラっと違います。
赤と黄色の飾り糸も施しておりませんが、基本的な構造は再現できております。

実際に作ってみると、「もっとここでこうしてみたら、完成した時にこうなる」と言うように扱い方を考えながら手を動かせるようになっていることに気づきました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
首元の様子

下ガラ(内側の見えない箒草の茎)もしっかり落とせており、きつく締めこまれております。

普段作らない箒を編み込むことで、力の強弱の付け方など、見えてなかった部分が意識できるようになりました。

自身の箒作りに生かしていけそうです。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 39

2020/09/14

9月10日  研究もしております   箒職人への道

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


編込みの技術を磨くため、箒の研究も日々おこなっております。
この日は、タイ産の自社製品を分解し、構造を分析しました。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
編込みを解きながら構造を把握します。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
糸の動きが追えるよう、ゆっくりと解いていきます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
基本的な構造はもちろん、細かな糸の掛け方まで分析します。

40年以上前にタイに製造移管しましたが、職人仕事ゆえ、マニュアルなどは残されておりません。それでも、しっかりと技術は受け継がれています。

こうして普段作っている箒とは別の箒に触れてみると、改善した方が良い点や自身の箒作りに生かせる点が見え、技術力アップにつながります。

改善点は現地に情報を共有し、品質向上につなげていきます。

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