12月25日 今年もお世話になりました。 吾妻箒
海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です!
一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?
皆さま、こんにちは。このブログを書いている翌日は12月26日、社内の大掃除となっており、26日をもって仕事納めとさせていただきます。
今年の初めに伊藤自身でブログを執筆させていただくことになり、あっという間の1年でした。1年間お付き合いいただき、誠にありがとうございました。
コロナウィルスの影響もあり、世界的に不安定な状況が続きますが、ほっと一息つける「お掃除の時間」を提供できるよう来年も精進して参りたいと思います。
皆さまにおかれましても、どうかお体をご自愛いただき元気に新年をお迎え頂けますよう心からお祈り申し上げます。今年一年、本当にありがとうございました。
12月10日 新たな挑戦も始まります ほうき職人への道
海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です!
一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?
先日、師匠を訪ねた際、新しい編み込みも習ってきました。
習得済みの短柄ほうきとの大きな違いは、上の写真のように耳と呼ばれるパーツが短柄は片側に1つに対して、長柄は両サイドに1つずつ計2つで形成されている点です。
基本となる編み方は短柄で習得した技術を生かせるのですが、ボリュームが増した分、編み込んでいく際の扱いには苦戦しそうです。
一通りの手順を教えていただき、構造は理解できました。まずは、手順を頭に叩き込み、作り上げてみたいと思います。
短柄の技術も磨きつつ新たな課題として取り組んでまいります。
12月4日 手編みほうき販売を目指して ほうき職人への道
海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です!
一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?
久しぶりに伊藤の師匠である鈴木氏を訪ねました。
早速、この日のために作り上げた短柄の箒を評価していただきました。
師匠「だいぶ良くなってきております。そろそろ伊藤さんの箒として販売を開始しても大丈夫そうですね」
伊藤「ありがとうございます!師匠の言葉で自信が持てました」
師匠「課題としては、首元が少しまだ太いようです。もう少し余分な茎を落としながら編み込んでも良さそうです」
編み込んでいく過程で、もう少し意識的に茎を落としてしまい、コンパクトに作って方が良さそうです。このあたりはちょっとした意識で調整できそうです。
早速、持ち帰り作りこんでいきたいと思います。いよいよ販売間近まで進んできました。
12月1日 紅あずまを寄付しました。 アズマ感謝祭 (半田畑)番外編
海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です!
一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?
12月1日、先日から計画しておりました「サツマイモ寄付プロジェクト」を実行する日がやってまいりました。
期待以上の豊作となった紅あずま(サツマイモ)を手に、アズマ感謝祭実行委員メンバーが浜松市福祉交流センターを訪ねました。
寄付させて頂いた紅あずまで、おいしいスイーツを作り、児童たちに振舞われる予定とのことです。
今回、福祉協議会や子ども食堂の皆様と直接交流させて頂き、貴重な時間となりました。
アズマ感謝祭は中止となりましたが、こんな今だからこそ生まれたご縁でもあります。
今までと同じ日常を取り戻すには時間が掛かるかも知れませんが、できる事を探しながら、これからも地域に貢献していきたいと考えております。
11月28日 アズマ感謝祭 今できること (半田畑) 番外編
海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です!
一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?
前回の試し掘りから1週間、期待と不安が混じる中、感謝祭実行委員メンバーが半田畑に集まりました。
今年はコロナウィルスの影響で感謝祭は中止となりました。そんな中でも今できることを感謝祭メンバーで模索し、収穫した紅あずま(サツマイモ)を「子ども食堂」に寄付することにしました。小さなことかも知れませんが、日ごろの感謝を込めて地域に貢献したいと思います。
とは言え、肝心な紅あずまの生長によっては、小さな感謝祭もできないかも知れません。
神にも祈るような気持ちで作業に取り掛かります。
!!!
前回の試し掘りと違う手ごたえです!
今年も畑を貸していただき、手入れをして頂いたTさん、頑張ってほうき草と紅あずまを育ててくれた半田畑に感謝し、帰路につきました。
11月26日 紅あずまはどうなった?(半田畑) 番外編
海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です!
一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?
少し前の話になりますが、10月下旬、久しぶりに半田畑を訪れました。
今年のほうき草栽培は終了しておりますが、忘れてはいけません。恒例となっている紅あずま(サツマイモ)の栽培は続いております。
例年であればそろそろ収穫時期です。無事生長しているでしょうか? 早速試し掘りをすることにしました。
弦は青々と生い茂り、元気な様子です。
しかし、大切なのは土の中、肝心のお芋は大きく育っているでしょうか?
勢い良く掘った割に小物が現れました。気を取り直してもう1箇所、反対の隅を掘ってみます。
今年は長雨・猛暑の影響で、農作物全般的に生長が悪いとの前情報は入っておりましたが、その中でも土の中で育てる芋の関係は比較的豊作とも聞いておりました。
不安と淡い期待を抱きながら試し掘りを試みましたが、期待は見事に打ち砕かれてしまいました。
とは言え、この日は試し掘り、まだ掘っていない畝の中央部分の様子は分かりません。
本番の収穫を11月上旬に設定し、残り1週間ほどで少しでも大きくなってくれることを祈りながらこの日は畑を後にしました。
例年、紅あずまは収穫後、年末のアズマ感謝祭において焼き芋にして来場者に振舞っておりましたが、今年はコロナウィルスの影響で来場者の安全を最優先に考え、感謝祭を中止としました。
残念ですが、感謝祭実行委員がこの状況の中で何が出来るか模索しております。
11月12日 ほうきの使用テストと課題解決に向けて 箒職人への道
海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です!
一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?
先日少し紹介しましたが、伊藤の編み込んだ箒を同じ工場の社員にテストしていただいたことで、課題が見えてきました。
中でも気になる課題は、掃き心地に不満がある点です。
師匠の箒に比べ、穂の密度が足りず、掃き残しが気になります。
解決策として、芯穂(穂の内側に束ねるほうき草)のボリュームを増やしてみようと思います。
師匠に教えていただいた編み方を守りながらも、箒草の質を見極めて柔軟に対応していく必要があるのだと改めて感じました。
自分自身で工夫し解決していくことで、職人として、もう一段階レベルを上げられるよう追求していきます。
10月19日 ほうきの出来栄えは? 箒職人への道
海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です!
一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?
この日は、編み上げた箒を工場の仲間たちに試してもらいました。
当社アズマ工業は、箒の製造からメーカーとしての第一歩を踏み出しました。
ですから、箒には特にこだわりや厳しい目を持った従業員が多数在社しております。
※ アズマ工業の歴史と吾妻箒
そんな厳しい目を持った仲間たちに、伊藤の箒はどのように映るのでしょうか?
「思ったより軽く、扱いやすいですね」
まずまずの反応です。
「穂先が不揃いなのか、少し掃き残しが気になります」
「柄(え)の角度も普段扱っている箒に比べ、少し傾いている気がします」
さすがは、日に1000本ほどの箒を検査している方々です。微妙な点を細かく指摘していただけました。
今回指摘いただいた点については、改善方法が見えております。
今後の箒作りに生かし、また試していただこうと思います。
10月12日 明治神宮へ向けての箒が完成しました 箒職人への道
海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です!
一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?
先日まで明治神宮秋の大祭に向けてほうきを作りこんでおりました。
納得できる箒が完成し、明治神宮に向けて発送いたします。
自身で編み込んだ箒が全国の特産品と並んで展示されると思うと、今からワクワクします。
今年は明治天皇鎮座100年の記念の年となります。コロナ禍ではありますが、多くの人にご覧いただけたら有難いです。
10月7日 箒作りに大切なこと 箒職人への道
海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です!
一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?
ほうき作りの作業の中で一番時間が掛かる作業は「選別」と呼ばれる工程です。
選別は編込み前の準備的な作業で、はっきり言って地味な作業です。
しかし、箒職人の方であれば恐らく皆、選別が一番重要な作業だとおっしゃると思います。そのぐらい奥が深く、箒作りの肝だと思います。
とは言え、年によって箒草の出来栄えも様々です。特に近年では自然環境の変化から毎年同じような環境で栽培できるとも限りません。
そんな中で、どんな箒草であれ与えられた条件で安定した品質の箒を編み上げることが職人としての力量ではないかと感じております。
箒草を見極め、生かす。
安定して同じ品質の箒を編み上げられるよう技術を高めていきます。