-2020年ほうき草プロジェクト記事一覧-

ほうき草プロジェクト(浜北畑・半田畑)

2020/10/01

9月25日   続けられることに感謝です   ほうき草栽培

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


9月も月末に差し掛かり、少しずつですが秋の気配を感じております。
この時期になると例年のイベントとして、明治神宮への手編み箒奉献が近づいてきます。

※昨年の様子はこちら↓↓↓
2019年ほうきプロジェクト ほうきを明治神宮へ奉納しました

秋の例祭は11月3日です。
コロナ渦の状況ではありますが、今年も箒を奉献できる運びとなりました!



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
通知のお手紙をいただきました。


期間中、全国の特産品として明治神宮の本殿前に展示していただき、参拝者の皆さまに観覧いただきます。

昨年までは、伊藤の師匠である箒職人の鈴木徹さんに長柄・短柄の合計2本を編み込んでいただき、奉献させていただいておりました。
今年は、伊藤が短柄の箒を編み込んで奉献品として納めたいと考えております。

全国の特産品と並ぶため、プレッシャーが掛かりますが、機能も見た目にも納得できる1本を編み上げたいと思います。

ほうき草プロジェクト(浜北畑)18

2020/09/28

9月18日   浜北畑、収穫後の様子   ほうき草栽培

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


浜北畑での今年の箒草栽培を終え、2ヶ月が経ちました。
この日は、農家の倉田様を訪ね、収穫した箒草の出来栄えと来年に向けての打合せをおこないました。

伊藤「今年は梅雨の長雨の影響で穂にクセがついてしまった点と、虫の発生を抑えきれなかった点が反省点です」

倉田様「虫の防除には、やはり除草作業がカギになります。雑草の背丈が低い内にいかに手を掛け抑え込めるかがポイントです」

伊藤「今年は特に好条件の畑をお借りし、雑草も生えにくい状況ではありました。ですが、品質を上げるには、もっともっと手を掛ける必要があると感じております」

倉田様「タイミングにもよりますが、来年も可能な限り良い条件の畑を用意しますよ」

何とも心強く、有難いお言葉!ですが、甘えてばっかりもいられません。来年は更に品質にこだわって丁寧に育てていきたいと宣言し、打合せを終了しました。

帰りに今年お世話になった畑に寄りました。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
現在の様子


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
キャベツがキレイに定植されておりました。

ほうき草を育ててくれた畑は、ほんの少しの休息を経て、また新たな農作物を育てるため活躍しているようです。

来年は同じ畑ではないかも知れませんが、来年の栽培を思い描きながら帰路につきました。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 41

2020/09/24

9月17日   師匠の判定は?  箒職人への道

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


先日、編み込んだ箒を師匠宛てに発送し、感想を待っておりました。
自分自身でも手ごたえを感じた1本です。胸を張って送り出しました。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
発送したほうきです。

そして、メールにて感想とアドバイスをいただきました。
「およそ問題ないと思います。作りもしっかりしており、バランスも良いです。」とのお言葉。

良かったです!なかなか自分自身でも納得が出来ない状況が続いておりましたが、自信を持って送り出した箒が認めていただけた様子です。

とは言え、さすがの師匠。細かなアドバイスを的確にいただきました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
写真でアドバイスをいただきました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
分かりやすくコメントいただき、納得のアドバイスです。

アドバイスは次の箒作りから早速、生かしていきます。
細かな点を修正し、いよいよ伊藤の箒として販売できる見込みとなってきました。

お客様にお届けできるよう、ほうきの生産と販売準備を進めてまいります。
ご期待下さい!

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 40

2020/09/17

9月11日  いつもと違う箒を編んでみました   箒職人への道

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


前回のブログで紹介したタイ製の箒ですが、編み込みの手順が見えてきたため、自身でも再現してみました。

完成した様子がこちら、



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
左:タイ製ほうき      右:伊藤ほうき

タイ製の箒は穂に着色を施しているため、見た目のイメージはガラっと違います。
赤と黄色の飾り糸も施しておりませんが、基本的な構造は再現できております。

実際に作ってみると、「もっとここでこうしてみたら、完成した時にこうなる」と言うように扱い方を考えながら手を動かせるようになっていることに気づきました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
首元の様子

下ガラ(内側の見えない箒草の茎)もしっかり落とせており、きつく締めこまれております。

普段作らない箒を編み込むことで、力の強弱の付け方など、見えてなかった部分が意識できるようになりました。

自身の箒作りに生かしていけそうです。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 39

2020/09/14

9月10日  研究もしております   箒職人への道

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


編込みの技術を磨くため、箒の研究も日々おこなっております。
この日は、タイ産の自社製品を分解し、構造を分析しました。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
編込みを解きながら構造を把握します。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
糸の動きが追えるよう、ゆっくりと解いていきます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
基本的な構造はもちろん、細かな糸の掛け方まで分析します。

40年以上前にタイに製造移管しましたが、職人仕事ゆえ、マニュアルなどは残されておりません。それでも、しっかりと技術は受け継がれています。

こうして普段作っている箒とは別の箒に触れてみると、改善した方が良い点や自身の箒作りに生かせる点が見え、技術力アップにつながります。

改善点は現地に情報を共有し、品質向上につなげていきます。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 38

2020/09/10

9月8日  隙間時間も練習あるのみ   箒職人への道

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


ほうき草の栽培もひと段落し、箒作りに精を出す日々を送っております。
作業の合間や、ちょっとした隙間時間に繰り返している練習を紹介します。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
小編みと呼ばれる工程です。
10分ほどで出来る作業です。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
編み込み前の様子。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
中指と薬指に糸を掛け、ねじって交差させます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
交差させた輪の中に箒草を5~6本ほどすくっていきます。

こちらの工程は、慣れてしまえば難しくはないのですが、スピードを上げるには練習を繰り返すしか方法はありません。
江戸で生まれた江戸箒、ちゃきちゃきの江戸っ子職人はすごいスピードで作業していたと思われます。

受け継がれた技術を磨き、当時の職人に負けないよう練習あるのみです。

ほうき草プロジェクト(浜北畑・半田畑)

2020/09/07

9月3日  今年のほうき草の出来栄えは?   ほうき草栽培

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


先日より開始しました箒草の選別作業ですが、ある程度まとまった量の確保ができました。
選別した箒草は、伊藤の師匠である鈴木氏にお届けし、2020年版の国産ほうきを編み上げて頂きます。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ほうき草を束ね、箱に収めます。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
伊藤が編み上げた箒も同封して発送します。
完成した箒を定期的に師匠に確認していただいております。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
今回編み上げた箒です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
編込み部分を拡大しました。

伊藤が編み込んだ箒は、前回確認していただいてから半年ほど経過しております。
まだまだ満足はしておりませんが、少し自信がついてきました。

ほうき草も伊藤の箒もどんな感想がいただけるでしょうか?
不安と楽しみな気持ちとが入り混じっておりますが、師匠の感想を待ちたいと思います。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 37

2020/08/27

8月21日  2020年ほうき草の選別を始めました  箒職人への道   

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


原料(ほうき草)作りがひと段落し、早速ほうき草の選別を開始しました。
今年の箒草の出来栄えを感じながら丁寧に選別していきます。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト37
穂の長さや量、色などで分けられた箒草です。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト37
穂にクセがついてしまっている箒草もあります。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト37
クセがついた部分を優しく反らせてあげると、だいぶ真っすぐに修正できます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト37
このような感じで、だいぶ真っすぐに戻ります。

今年は長雨の影響で、穂にクセがついてしまっている箒草が多くみられます。
種が穂につき始めた頃に雨が続いてしまうと、種が水分を含んでしまい重たくなります。
この状態が長く続くと穂が種の重みで垂れ下がってしまい、穂にクセがついてしまいます。
晴れ間が出ると種は乾燥し、太陽に向かって真っすぐに生長するのですが、こればかりは天に祈ることぐらいしかできません。

とは言え、穂に一定の柔らかさがあれば上記のように多少の修正は可能です。
手間は掛かりますが、良い箒を作るために、良い箒草をできる限り確保したいと思います。

この後も1本1本、丁寧に作業を続けていきます。

ほうき草プロジェクト(浜北畑・半田畑)

2020/08/24

8月6日  ほうき草の煮沸~乾燥をおこないます  ほうき草栽培      

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


ほうき草の畑作業は一段落しましたが、まだまだ箒草作りの工程は続きます。
この日は、浜松工業技術支援センターにうかがい、箒草の煮沸をおこないました。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト18
90℃ほどの熱湯にほうき草をくぐらせます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト18
火傷しないよう慎重に作業します。

今年は多く収穫できたため、2日に分けての煮沸作業です。この日は3時間ほどで作業終了。
戻って午後からは天日干しをおこないます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト18
じっくりと乾燥させます。

このあと3日ほど天日干しして、ほうき作りの原料が完成です。毎年そうですが、種まきからあっという間の3ヶ月でした。

このあとは箒草の選別をし、箒作りに励んでいきたいと思います!

ほうき草プロジェクト(半田畑)5

2020/08/20

8月5日  こちらもほうき草の収穫です (半田畑)  ほうき草栽培    

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


浜北畑でほうき草を収穫してから1週間、半田畑のほうき草も収穫を迎えました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト5
5:30 日の出と同時に作業開始です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト5
太陽が昇りきるまでが勝負です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト5
穂を収穫した後は、草刈り機で箒草の茎を倒していきます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト5
7:00 だいぶ気温が上がってきました。
汗だくになりながら、何とか作業完了です。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト5
紅あずまも忘れておりません。
しっかりと弦返し(つるがえし)をおこないました。


今年は、梅雨の長雨で思うように作業できない日が続きましたが、箒草の収穫も無事完了となりました。作業にたずさわってくれた仲間や、応援して頂ける皆さまに感謝の思いしかありません。

この後も丁寧に作業し、2020年の箒を作り上げていきます!

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