-2020年ほうき草プロジェクト記事一覧-

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 38

2020/09/10

9月8日  隙間時間も練習あるのみ   箒職人への道

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


ほうき草の栽培もひと段落し、箒作りに精を出す日々を送っております。
作業の合間や、ちょっとした隙間時間に繰り返している練習を紹介します。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
小編みと呼ばれる工程です。
10分ほどで出来る作業です。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
編み込み前の様子。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
中指と薬指に糸を掛け、ねじって交差させます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
交差させた輪の中に箒草を5~6本ほどすくっていきます。

こちらの工程は、慣れてしまえば難しくはないのですが、スピードを上げるには練習を繰り返すしか方法はありません。
江戸で生まれた江戸箒、ちゃきちゃきの江戸っ子職人はすごいスピードで作業していたと思われます。

受け継がれた技術を磨き、当時の職人に負けないよう練習あるのみです。

ほうき草プロジェクト(浜北畑・半田畑)

2020/09/07

9月3日  今年のほうき草の出来栄えは?   ほうき草栽培

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


先日より開始しました箒草の選別作業ですが、ある程度まとまった量の確保ができました。
選別した箒草は、伊藤の師匠である鈴木氏にお届けし、2020年版の国産ほうきを編み上げて頂きます。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ほうき草を束ね、箱に収めます。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
伊藤が編み上げた箒も同封して発送します。
完成した箒を定期的に師匠に確認していただいております。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
今回編み上げた箒です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
編込み部分を拡大しました。

伊藤が編み込んだ箒は、前回確認していただいてから半年ほど経過しております。
まだまだ満足はしておりませんが、少し自信がついてきました。

ほうき草も伊藤の箒もどんな感想がいただけるでしょうか?
不安と楽しみな気持ちとが入り混じっておりますが、師匠の感想を待ちたいと思います。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 37

2020/08/27

8月21日  2020年ほうき草の選別を始めました  箒職人への道   

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


原料(ほうき草)作りがひと段落し、早速ほうき草の選別を開始しました。
今年の箒草の出来栄えを感じながら丁寧に選別していきます。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト37
穂の長さや量、色などで分けられた箒草です。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト37
穂にクセがついてしまっている箒草もあります。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト37
クセがついた部分を優しく反らせてあげると、だいぶ真っすぐに修正できます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト37
このような感じで、だいぶ真っすぐに戻ります。

今年は長雨の影響で、穂にクセがついてしまっている箒草が多くみられます。
種が穂につき始めた頃に雨が続いてしまうと、種が水分を含んでしまい重たくなります。
この状態が長く続くと穂が種の重みで垂れ下がってしまい、穂にクセがついてしまいます。
晴れ間が出ると種は乾燥し、太陽に向かって真っすぐに生長するのですが、こればかりは天に祈ることぐらいしかできません。

とは言え、穂に一定の柔らかさがあれば上記のように多少の修正は可能です。
手間は掛かりますが、良い箒を作るために、良い箒草をできる限り確保したいと思います。

この後も1本1本、丁寧に作業を続けていきます。

ほうき草プロジェクト(浜北畑・半田畑)

2020/08/24

8月6日  ほうき草の煮沸~乾燥をおこないます  ほうき草栽培      

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


ほうき草の畑作業は一段落しましたが、まだまだ箒草作りの工程は続きます。
この日は、浜松工業技術支援センターにうかがい、箒草の煮沸をおこないました。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト18
90℃ほどの熱湯にほうき草をくぐらせます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト18
火傷しないよう慎重に作業します。

今年は多く収穫できたため、2日に分けての煮沸作業です。この日は3時間ほどで作業終了。
戻って午後からは天日干しをおこないます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト18
じっくりと乾燥させます。

このあと3日ほど天日干しして、ほうき作りの原料が完成です。毎年そうですが、種まきからあっという間の3ヶ月でした。

このあとは箒草の選別をし、箒作りに励んでいきたいと思います!

ほうき草プロジェクト(半田畑)5

2020/08/20

8月5日  こちらもほうき草の収穫です (半田畑)  ほうき草栽培    

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


浜北畑でほうき草を収穫してから1週間、半田畑のほうき草も収穫を迎えました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト5
5:30 日の出と同時に作業開始です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト5
太陽が昇りきるまでが勝負です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト5
穂を収穫した後は、草刈り機で箒草の茎を倒していきます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト5
7:00 だいぶ気温が上がってきました。
汗だくになりながら、何とか作業完了です。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト5
紅あずまも忘れておりません。
しっかりと弦返し(つるがえし)をおこないました。


今年は、梅雨の長雨で思うように作業できない日が続きましたが、箒草の収穫も無事完了となりました。作業にたずさわってくれた仲間や、応援して頂ける皆さまに感謝の思いしかありません。

この後も丁寧に作業し、2020年の箒を作り上げていきます!

ほうき草プロジェクト(浜北畑)17

2020/08/17

7月30日  脱穀作業も頑張りました (浜北畑)  ほうき草栽培       

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


この日は、早朝からの収穫作業に加え、午後からは脱穀作業も頑張りました。
収穫したその日の内に、脱穀まで完了する必要があり、なかなかのハードスケジュールです。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト17
午前中と同じように、黙々と作業に打ち込みます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト17
脱穀後のほうき草の様子。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト17
脱穀後は麻ヒモで束ね、日陰で乾燥させます。

今年は昨年よりも多く収穫できました。
その分予定よりも時間が掛かってしまい、作業者の負担は大きかったように思います。
無理のない作業量、箒草の品質アップが今後の課題です。

何はともあれ、ケガもなく無事に作業を終えることができました。
今年のほうき草作り全体としても、大きな山場を越えましたが、次の工程へと進んでいきます。
今日もコツコツ頑張ります!

ほうき草プロジェクト(浜北畑)16

2020/08/06

7月30日  いよいよ収穫です (浜北畑)  ほうき草栽培

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です!

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?

早朝3:00 アラームの音で目を覚まし、寝ている家族を起こさないよう、そっと布団を出ました。いよいよ今日は浜北畑の収穫です!


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト16
am 4:30 仲間が集まり作業スタートです。
前日までの天気予報では「くもり」でしたが、小雨降る中での作業開始となってしまいました。
 


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト16
開始から1時間経過しました。
 

雨も上がり、ここから作業スピードを上げていきたいところです。
一同、無言で箒草を刈り続けます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト16
収穫したほうき草

箒職人を目指して ほうき草プロジェクト16
その後も、もくもくと作業し、無事に収穫を終えました。
 

途中休憩を挟みながら7時間、我ながら良くやったと思います。
一人での畑作業では、あまりの作業量に心が折れそうになる時がありますが、仲間がいるとやはり心強いですね。

この後、収穫した箒草は次の工程へと進んでいきます。
続きは、また次回の更新で発信していきますので、ぜひご覧ください!

 

※追伸
実は今回、ちょっとしたトラブルに見舞われました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト16
明け方の雨でトラックが「ぬかるみ」にハマってしまい、JAFさんに助けて頂きました。
作業に参加した社員の皆さん、長時間の作業お疲れ様でした。

ほうき草プロジェクト(浜北畑)15

2020/07/30

7月27日  簡単にはいきません (浜北畑)  ほうき草栽培

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です!

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?

先日の確認では、少し生長の遅れが気になっていた浜北畑。
この日も小雨が降る中、様子を見に畑を訪れました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト15
予定より10日ほど生長が遅い様子です。
今年は特に雨が多く、日光を浴びる時間が少ないことが原因だと考えられます。
 


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト15
種に色が付き始めており、ちょうど収穫時期を迎えております。
 

ちょうど良いタイミングで収穫作業をしたいところですが、、、

 

箒職人を目指して ほうき草プロジェクト15
天候が思わしくありません。

 

雨でほうき草が濡れていると、収穫後の脱穀作業で種が上手く脱穀できず穂を傷めてしまう原因となります。
少なくとも前日の夜から雨が降らない日に収穫作業をおこないたいです。

何とか今週収穫したいと思いますが、30日の木曜日には出来るでしょうか?

天気予報とにらめっこしながら、収穫の日を待ちたいと思います。
思い通りにいきませんが、柔軟に対応していきます。

ほうき草プロジェクト(半田畑)4

2020/07/27

7月16日  久しぶりの畑作業です(半田畑)  ほうき草栽培   

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


久しぶりに晴れたこの日、気温の上昇を懸念しましたが畑作業に入り、悪天候で作業が遅れていた半田畑の農薬散布を実施しました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト4
箒草の様子です。
ようやく穂が出始めており、およそ3週間で収穫時期を迎える予定です。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト4
早速、畑に入り農薬を散布していきます。

虫の付着は、ほとんど見られませんでしたが、例年害虫に悩まされている半田畑。
1本1本、丁寧に散布しました。

農薬散布の後は、紅あずまにも手を掛けていきます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト4
こちらも順調に育っている様子です。


長く伸び始めたツルを苗の中央に寄せ、ツルの周りに生えた雑草を除去しました。
ほうき草も紅あずまも順調な様子で一安心です。

日差しが強く、大変な1日でしたが、無事作業終了です。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 36

2020/07/20

7月14日  編み込み糸を染色しました  ほうき作り      

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


最近では社内での作業が増えており、編み込み用の糸が減ってきたため、糸の用意をしました。
色のついたタコ糸(綿糸)はあまり市場で出回っていないので、自分で染めて用意しております。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト36
タコ糸直径1ミリほどを用意します



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト36
染色材を溶かしたお湯で煮込んでいきます。
20分ほど煮込み、その後、30分ほど漬け置きします。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト36
流水で数回もみ洗いします。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト36
風当たりの良い場所に広げ、乾燥させれば完成です。

色のついた化学繊維の糸であれば簡単に手に入るのですが、編み込みの際の糸の滑り具合や伸びに違いが出ます。

そう言えば、箒草の茎から出る葉腋で染め物ができると聞いたことがあります。
赤紫色なので、少し見栄えは悪いかも知れませんが、またいつかチャレンジしてみたいです!

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