-2021年ほうき草プロジェクト記事一覧-

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 130

2021/09/20

9月13日   コキアで箒作り     コキア栽培 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


この日は、前回収穫したコキアを使用し、手作り箒を作ってみました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
まずは、枝に残った枯れた葉や種を指で摘まみながら取り除きます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
葉や種を取り除いた後の様子
柔らかな枝だけが残っている状態です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
束ねやすいように幹から枝を切り落とします。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
束ねた持ち手部分を麻ヒモで縛って完成です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
完成した箒の様子


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
当サイトで販売中のあづま手編みほうき手箒三玉と掃き心地を比べてみました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
コキア箒でゴミを集めた様子
穂の隙間からゴミがすり抜けてしまいました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
細かなゴミを掃除するには、写真のように穂を寝かして掃くと良いかと思います。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ほうき草が原料のあづま手編みほうき手箒三玉で掃いた様子
掃き幅はコキアに比べ狭いのですが、穂が密な分、掃き残しはほとんどありません。

今回は細かなゴミ(ほこり)の掃き掃除を試したため、コキア箒の能力を存分には発揮できませんでしたが、もう少し大きなゴミ(落ち葉や木くずなど)をザックリ掃除するには良いかも知れません。また、穂を寝かして掃けば細かなゴミを集めることができ、見た目のナチュラルな雰囲気も良い味を出しております。手作りで楽しむには十分な箒ではないでしょうか。
収穫したコキアがまだ残っておりますので、次回は柄を付けた箒を作成してみたいと思います。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 129

2021/09/16

9月6日   久しぶりの生長報告です    コキア栽培 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


しばらく報告ができていなかったコキア(ほうき草)の様子ですが、前回から引き続き生長が思わしくありません。季節外れの長雨の影響か、害虫による影響か、はっきりした原因が掴めないまま最後の1本も元気を失ってしまいました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
10数本植えたコキアですが、枯れてしまい残り1本になり、


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
数日後、力尽きてしまいました。

本来であれば秋には真っ赤に紅葉し、冬の訪れと共に枯れていくようです。コキアで箒を作る際は、冬に枯れた草を束ねて作ります。
今回、紅葉を見ることはできませんでしたが、せめてもと・・・、ある程度のボリュームまで生長してから枯れてしまったコキアを使用し、箒を作ってみたいと思います。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
枯れてしまったコキアの様子
収穫後は、日陰で乾燥させます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
枝の部分から種を採種することもできました。
枯れる直前、最後の力を振り絞り、種に栄養を残したようです。

今年のコキア栽培は、思うように育てることはできませんでしたが、来年に繋げる種を得ることができました。最後の最後で受け継がれた生命のつながりを大切に、来年こそは立派に育て、紅葉する姿が見られるようチャレンジしたいと思います。
次回は、収穫したコキアで箒作りをしたいと考えております。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 128

2021/09/13

9月8日   栽培に使用する器具をメンテナンスしました②  ほうき草栽培 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


先日に引き続き、この日もほうき草栽培に使用する機械のメンテナンスをおこないました。
今回は管理機(耕運機)をメンテナンスします。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
管理機は今年の栽培でもたくさん活躍していただきました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
まずは、機械内に残ったガソリンを抜きます。
ガソリンは長期間入ったままでおくと固形化し、機械の故障に繋がります。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
次に、土を耕す歯の回転部分に潤滑油を吹きます。
回転をスムーズにすると共に、錆(サビ)を防止します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
耕耘により摩耗した歯にも潤滑油を吹き、錆を防止します。

以上で一通りのメンテナンスが完了です。このあと管理機にカバーを被せ、来年まで倉庫で保管となります。
来年のほうき草栽培はどんな点を改善しようかとメンテナンスをしながら考えました。
早くも来年の栽培が楽しみです。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 127

2021/09/09

9月3日   栽培に使用する器具をメンテナンスしました  ほうき草栽培 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
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一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


今年のほうき草栽培もひと段落し、栽培に使用した道具のメンテナンスをおこないました。
実は、今年最後の農薬散布の際に、噴霧器の取っ手が破損してしまいました。しかし、自分で修理できそうでしたので栽培のオフシーズンであるこの時期に直すことにしました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
シーズン終盤に取っ手が破損してしまいました。

特に壊れやすい使い方をしていた訳ではありませんが、およそ20a(アール)の畑を毎回、手動で散布しているため負荷が掛かってしまっていたようです。今までの活躍を労いながら修理をおこないます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
写真、赤丸部分のプラスチック部品が消耗により折れてしまったようです。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
今回は、ハンドル部分に穴を空け・・・


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ボルトでハンドルと柄を固定することにしました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
修理後の様子

簡単な修理ではありますが、ハンドルはしっかりと固定され、問題なく機能しました。
新しく買い替えることは簡単ですが、自分で修理することにより物持ちも良くなり、愛着も沸いてきます。
また来年の栽培でも、たくさん活躍してもらうことになると思いますので、綺麗に洗浄し、その時を待ちます。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 125

2021/09/02

8月28日   種を収穫しました②  半田畑     ほうき草栽培 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


来年の種を確保するために、残しておいたほうき草の収穫も無事に終え、半田畑での作業はすべて完了しました。この日は種の脱穀作業を会社でおこないました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
採種を目的に収穫したほうき草


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
少量なので脱穀機は使用せず、手作業でおこないました。
ゴム手袋を嵌め、穂を引っ張るようにして種を脱穀します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
脱穀した種の様子
しっかり種に実が入っており、面白いように種が取れます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
艶があり、大きく実が膨らんだ種が採種できました。

脱穀した種は、種揉み・選別作業へと続いていきます。上質なほうき草を栽培する上で、毎年の種の更新は欠かせません。まずは十分な種を確保できたことに一安心です。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 124

2021/08/30

8月25日   種を収穫しました  半田畑     ほうき草栽培 

海外に生産を移行して50年。
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一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


8月下旬、季節外れの長雨が明け、日差しが戻ってきました。
予定よりも少し遅くなってしまいましたが、ほうき草の種を収穫しました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
なかなか畑に入れず不安な気持ちでおりましたが・・・


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
無事、種が育っているようです。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
鳥に食べられることもなく、しっかりと種が残っており一安心です。
収穫量も十分に確保できました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
収穫後は、畑全面を耕します。

もうすぐ9月だというのに、この日は熱中症注意報が出ており、非常に蒸し暑い中での作業となりました。2~3時間程度の作業でしたが、3週間ぶりの畑作業に体はヘトヘトです。
とは言え、ほうき草の無くなった畑を見ていると、夏の終わりを感じ、何となく少し寂しい気持ちになりました。

追伸:
紅あずま(サツマイモ)も恒例の弦返しをおこない、苗周辺の雑草を耕運機で耕しました。こちらの生長も楽しみです。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
紅あずまの様子

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 123

2021/08/26

8月4日   天日干し2日目      ほうき草栽培 

海外に生産を移行して50年。
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一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


前日に引き続き、この日もじっくりと時間を掛けて天日干しをおこないました。
天候も晴れ、絶好の作業日和です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
長い時間、日に当たるよう、南面にほうき草を広げていきます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
穂が重ならないよう、1本ずつ並べます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
半日乾燥させたのち、1本ずつ穂を裏返します。
裏返すと、穂が緑色をしております。まだ乾燥具合は30%ほどでしょうか。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
この後、夕方までじっくりと乾燥させました。

午後からは少し曇ってしまい、思うように乾燥できませんでした。引き続き完全に乾燥するまで天日干し作業は続きます。
ほうき草に触れながら、早く今年のほうき草で箒作りをしたいなとワクワクした気持ちで作業をおこなった1日でした。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 122

2021/08/23

8月3日   収穫後も作業は続きます。    ほうき草栽培 

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一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


前日までの収穫作業を終え、この日から煮沸作業に入りました。
※煮沸作業:80℃ほどのお湯でほうき草を茹でる作業となります。ほうき草を茹でることで殺虫効果と、収穫後のほうき草の生長を完全に止める役割があります。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
収穫・脱穀後のほうき草


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
今年も浜松工業技術センターの染色窯をお借りしました。
火傷(やけど)に注意し、慎重に進めます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
茹で上げた後の様子です。
茹でる事により青々と綺麗に発色します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
茹で上げた後は、工場に戻り天日干しです。
少し雲が出てきてしまいましたが、時間を掛けてじっくりと乾燥させます。

ほうき草が一面に並んだ様子は毎年のことながら圧巻です。雨が降ってしまえば、すぐに取り込む必要があります。天候の変化に注視しながら、この後2日間ほど天日干しをおこないます。しっかり乾燥できるよう、太陽が顔を出してくれることを期待します。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 121

2021/08/19

8月2日   今シーズン最後の収穫を終えました 浜北畑   ほうき草栽培 

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日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


一週間ほど掛け、続けてきた今年のほうき草収穫作業もこの日で終了となりました。
この日も日中の暑さを避け、早朝より畑に入りました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
収穫最終日、綺麗な朝焼けが迎えてくれました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
休憩を挟みつつ3時間、無事収穫を終えました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
トラックに積み込んだ様子。
この日も十分な収穫量です。

この後、工場に戻り脱穀作業を行いました。この日は雨も降らず、スムーズに作業を終えることができました。
今年の収穫作業はこれにて完了です。今年は単時間の収穫作業を数日間に分けて実施しましたが、大正解だったように思います。作業者への負担を軽減し、例年以上に丁寧にほうき草を扱えました。
この後、煮沸・天日干しと作業は続きますが、1本1本、愛情を込めて丁寧に対応していきます。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 120

2021/08/16

7月31日   こちらも収穫を迎えました  半田畑   ほうき草栽培 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


7月下旬、半田畑のほうき草も収穫時期を迎えました。半田畑は苗の生育が良かったためか浜北畑に追いつくスピードで生長しました。
この日も朝早く集合し、収穫作業をスタートしました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
生長したほうき草の様子


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
綺麗な朝焼けです。
日中は大変暑くなることが予想されます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
脱穀後の様子
今回は浜北畑の収穫と合わせて3回目の作業です。
作業も手馴れたものです。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
順調にほうき草が積みあがっていきます。
虫による被害も少なく良好な出来栄えのようです。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
途中休憩を挟みながら1時間30分
種取り用の1列を残し、収穫作業完了です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
種取り用の1列はおよそ2週間後に収穫予定です。
種が完全に黒くなり実が膨れるまでもうしばらく我慢です。

トラブルもなく無事に半田畑の収穫も完了できました。早朝からの作業で大変ですが、毎年お手伝いしていただけるTさんにも感謝の言葉しかありません。
種の収穫が残っておりますが、来年に繋げられるよう、こちらもしっかりと対応していきたいと思います。

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