-2021年ほうき草プロジェクト記事一覧-

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 110

2021/07/05

6月28日     ここが踏ん張りどころです    コキア栽培   

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


なかなか思うように生長しないコキアに悩まされております。この日も朝まで元気だった苗が夕方には枯れてしまいました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
枯れてしまったコキアの様子


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
原因を確認するため、萎れた苗を土から抜いてみました。

観察すると、どうも根っこが食べられてしまっている様子です。写真のように茎から上は残っておりますが、根っこがほとんど残っておりません。表面上は元気に育っているように見えておりましたが、地中で蝕まれていたとは盲点でした。

改めて植物の根っこを食べる蟻がいるかどうかインターネットで調べたところ、ここ10年ほどの間で、農作物の根や茎を食べる蟻が確認されているようでした。
蟻の名前は「トビイロシワアリ」というそうで、今回コキアを食べてしまった正体かどうかまでは掴めませんが、体長2.5㎜ほどの大きさなど特徴は似ております。
厄介なことに、現在のところ登録されている農薬は存在しないようで、蟻がつきにくい環境を作ることとコキアへ肥料を与えることでサポートするしか術が無いようです。
出来る限りのことだけはやろうと思い、一般的な蟻から防除する薬剤と化学肥料を追肥しコキアの頑張りに任せることにしました。


後日・・・


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
何とか頑張って生長している様子

大部分が枯れてしまい、残り5本ほどになってしまいましたが、残っていた株は何とか頑張っているようです。肥料が効果あったのか、30㎝ほどまで元気に生長しております。

今回、本当に「トビイロシワアリ」の仕業だったのかどうかは、まだまだ検証が必要ですが、つい10年ほど前までは、農作物や植物を食い荒らす蟻は存在しないという認識が一般的だったようです。伊藤自身も今回初めて知ることができ、勉強になりました。
また機会があれば、浜北農家の倉田さんに見解などを聞いてみたいと思います。

何はともあれ、コキアもここが踏ん張りどころです。何とか元気に生長し、秋には真っ赤な紅葉が見られるよう期待したいと思います。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 109

2021/07/01

6月25日     2回目の中耕作業です   浜北畑    ほうき草栽培  

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


浜北畑は、前回の中耕作業から2週間経過しました。この日は管理機による2回目の中耕作業に入りました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ほうき草の様子です。
70㎝ほどまで伸びております。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
株間・畝間ともに雑草も伸びてきております。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
早速、耕運機で畝間を耕します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
耕耘後の様子


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
畝間の作業後、株間の雑草を手作業で除草し、作業完了です。

感覚での判断のため間違っているかも知れませんが、今年は何となくほうき草も雑草もすくすく生長しているように感じます。梅雨に入ってはいますが、適度に晴れ間もあり、植物にとって良い環境なのかも知れません。このまま良い環境が続き、ほうき草も農作物も豊作であれば良いなと願っております。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 108

2021/06/28

6月24日     早くも正念場です   半田畑    ほうき草栽培  

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


畑への定植から3週間経過した半田畑。早くも正念場を迎えております。
「雑草が気になり始めたので、畝間は耕運機を入れておいたから」とTさんから連絡をいただき、恐る恐る半田の畑を訪ねました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ほうき草のまわりに、見事に(?)雑草が生い茂っております。

天候などで予定が立たず作業に入れなかった半田畑、あっと言う間に雑草が勢力を広げております。言い訳をしていても始まらないので、早速除草作業を開始します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ほうき草のまわりにびっしりと生えた雑草の様子


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
浜北畑同様に、株間の雑草は全て手作業で除去します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
作業前の様子


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
作業後の様子

写真で見るとあっと言う間ですが、実はかなりの労力を要しております。ほうき草の根を傷つけないよう気を配りながら、しっかりと根から雑草を取り除く必要があります。せっかく作業しても根が残ってしまっていると、数日足らずで雑草畑に逆戻りです。時間は掛かりますが、しっかりと根から除草します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
今回は都合がつかず、伊藤1名で作業しました。
初日は3時間ほどの作業、3列のみの作業でタイムアップです。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
翌日、再度朝から除草作業です。
この日はくもり空、一気に作業を進めるチャンスです。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
結果、合計で丸2日ほどを要し、畑一面の作業を完了しました。

本来であれば毎日少しずつ作業し、このような状態になるまで放っておいてはいけませんが、すぐ近くに畑がある訳でもないのでそう上手くもいきません。そんな中でも妥協や手を抜くことなく、最善を尽くしたいと思います。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 107

2021/06/24

6月15日     元気に生長しております 浜北畑     ほうき草栽培  

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
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一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


畑への定植から3週間ほど経過した浜北畑。順調に生長しているほうき草に一安心しておりますが、ここで油断はできません。この日も畑の除草作業に入りました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
遠目で見ても力強く生長している様子が見て取れます。 


しかし、喜んでばかりもいられません・・・


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ほうき草に負けないくらい、雑草も元気に生長しております。
株間(ほうき草とほうき草の間)の雑草は全て手作業で取り除く必要があります。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
早速、作業開始です。
写真のような柄のついたクワで、根っこごと掘り起こします。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ほうき草を傷つけないよう、慎重に雑草を掘り起こします。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
掘り起こした部分は、土を被せて元に戻します。
この作業を畑一面、ひたすら作業します。

この日は、休憩を挟みながら3時間ほどで畑を一周して作業終了です。
まだまだ細かな雑草は残してしまいましたが、後日改めて作業に入ることにします。
除草作業は正直キリが無く、手を掛けようと思えば何時間でも必要です。そのくらい大変な作業ではありますが、手を掛ければ掛けた分だけより良いほうき草が収穫できると信じ対応したいと思います。この後も引き続き丁寧に育てていきます。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 106

2021/06/21

6月16日     なかなか大きくなりません      コキア栽培   

海外に生産を移行して50年。
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一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


今年初めて栽培にチャレンジしているコキア(ほうき草)、花壇への植え替えから1カ月半ほど経過しました。枯れてしまった苗もあり、様子が気になります。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
花壇の様子です。
遠目で見てもコキアが植わっていることが確認できますが、まだまだ小さいです。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
近づいて撮影しました。
15~20センチほどまで生長している株もありますが・・・


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
先日に引き続き、また枯れてしまった株もあります。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
一見、元気そうな株ですが、気になるのが蟻の存在です。
コキアの上部に黒く群がっているのが分かりますでしょうか?

枯れてしまった株もつい先日まで元気そうでした。原因が蟻なのかどうか定かではありませんが、全滅だけは避けたいため、植物に使用できる防虫剤や殺虫剤の使用を検討したいと思います。
生長すると50センチほどまで大きくなるようですが、本当にこのペースでそこまで大きく育つのでしょうか。何から何まで手探りの状態ですが、ホウキモロコシの栽培を始めた頃もそうでした。壁にぶつかりながら、色々な方法を探り最良な手法を確立してきました。
きっとこの経験も後に何かの役に立つと信じ、コキア栽培も真剣に取り組んで参ります。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 105

2021/06/17

6月8日     油断大敵です。浜北畑      ほうき草栽培  

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


梅雨の中休み、この日は、浜北畑の作業に入りました。
ほうき草の苗の植え付けから2週間、そろそろ雑草の存在が気に掛かります。2年前の2019年のほうき草栽培では除草作業が遅れ、痛い目を見ております。その時の反省を生かし、油断なく畑を管理したいと思っています。

2019年の失敗談はこちら↓↓↓
ほうき草プロジェクト(浜北畑)⑦ 油断してしまいました


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ほうき草の様子です。
概ね順調に成長している様子に一安心です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
予想通りほうき草の周辺に雑草が顔を出し始めております。
早速、除草を開始します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
管理機と呼ばれる小型の耕運機で畝と畝の間を耕していきます。
畝と畝の雑草を土ごと耕しながら、耕した土を苗の周りに盛り上げます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
耕耘後の様子
土を盛り上げることにより、ほうき草の周りの雑草に土が被ります。
この一連の流れにより、雑草に光が遮られ、生長を抑制する効果があります。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
休憩を挟みながら3時間ほど、ようやく全体に作業が行き届きました。

くもり空とは言え、梅雨どき特有の蒸し暑さに苦戦しました。しかし、まだまだここからが本番です。暑さのピークと生長のピークが重なるほうき草。しっかりと体調も整え、収穫を目指します。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 103

2021/06/10

6月2日     半田畑も順調です      ほうき草栽培 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


半田畑の種まきから20日ほど、ほうき草の苗は順調すぎるほど元気に生長し、この日は苗の植え付けをおこないました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
背丈が25センチほどに生長したほうき草


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
早速、作業開始です。
間隔を設けた目印に合わせ苗を植え付けます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
立派に伸びたほうき草が並んでいきます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
半田畑での作業も慣れたものです。
4名で作業し、あっという間にほうき草畑に様変わりしました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
最後に苗の周りに農薬と肥料を撒き、作業完了です。

先日の浜北畑に続き、こちらの半田畑も順調に進んでおります。この後はどちらの畑も除草作業と害虫駆除が課題となります。より品質の高いほうき草を収穫するには、どれだけ手を掛けられるかが勝負です。この後も気を抜かずに頑張ります。

追伸:


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ほうき草の傍らで、紅あずま(サツマイモ)の栽培も始まっております。
こちらも毎年恒例となってきました。ほうき草と同じく様子を発信して参ります。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 102

2021/06/07

6月2日    どうも様子がおかしいようです     コキア栽培 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
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一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


花壇への植え付けから1ヶ月、コキア(ほうき草)の様子がどうもおかしいようです。
一部の株で、葉がしおれ気味で元気がありません。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
元気がないコキアの様子

よく観察してみると葉の根本に小さな蟻がたくさんついております。写真では分かりにくいのですが、矢印の辺りに4~5匹ほどの蟻がくっついております。予備知識がなく、花も咲いていないコキアになぜ蟻が付くのか全く分かりません。インターネットでも調べてみましたが、明確な答えは見つかりませんでした。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
数日後、苗は枯れてしまいました

対応策も見つからず、気づいた際に蟻を掃っていたのですが、数日後に苗は力尽きてしまいました。蟻が原因だったのか?少し多めに降った雨で根が腐ってしまったのか?明確な答えは見つかりません。
引き続きその他の株に注目し、原因を調べ、対策を講じたいと思います。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
順調に育っている苗の様子

順調に育っているコキアは10センチほどまで生長しました。
こちらの苗は蟻がついている様子がありません。枯れてしまった苗も葉や茎を食べられた様子はありませんでした。もしかしたら樹液を吸われていたのかも知れません。

いずれにしても残った苗を大切に育てていくしかありません。せっかくチャレンジを始めたコキア栽培です。冬にはコキアで手作り箒が作れるよう生長を見守っていきます。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 101

2021/06/03

5月26日    ほうき草の植え付け作業 浜北畑    ほうき草栽培 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


種まきから18日目、この日はいよいよ畑にほうき草の苗を植え付ける作業です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
圧巻の広さです。
せっかくですので、管理しやすいよう少し贅沢に使わせていただきます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
作業は例年通り、2人1組でおこないます。
前方を歩く1人が苗を落としていき・・・


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
後方から苗を植え付けながら追いかけます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
しっかり根付くよう、1本1本丁寧に植え付けます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
この日は終日くもり空でした。
天候にも助けられ、無事作業を終えることができました。

一緒に作業をおこなったメンバーは慣れない作業で大変だったようですが、整然と並んでいるほうき草を見て充実感に満ちた顔をしておりました。
まだまだ小さいほうき草ですが、しっかりと根付き大きく生長して欲しいものです。相談役の農家の倉田様からも「ほうき草が大きくなる前に、雑草をいかに除去できるかが生長のポイント」とアドバイスいただいております。小まめに除草し、ほうき草の生長をサポートしていきます。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 100

2021/05/31

5月17日    発芽の状況が良くありません     ほうき草栽培 

海外に生産を移行して50年。
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一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


種蒔きからおよそ1週間、ほうき草の発芽状況があまり良くありません。発芽していない部分の種を諦め、追加で種を蒔く判断をしました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
発芽した苗は順調に生長しております。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
何とも寂しい苗床が見受けられます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト

少しでも早く苗の生長が追いつくよう、大急ぎで追加の種を蒔きます。
芽が出ていない苗床に穴を空け、一粒ずつ丁寧に種を落としていきます。この際、全て蒔き直した方が効率の良い気もしますが、せっかく発芽している苗も大切に育てたいため、不足部分を補うこちらの方法で作業を進めます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
余っていたプランター分は、新たに一から追加で種を蒔きました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
20枚(およそ6000株)のプランターを作業しました。

追加分も何とか無事に発芽し、既に発芽している苗と共に元気に生長して欲しいものです。苗の植え付け予定まで残り10日ほどです。追加で種を蒔いた分は、不足分を補う役回りになりますが、この後も丁寧に育てていきます。

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