-2021年ほうき草プロジェクト記事一覧-

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 82

2021/03/25

3月22日   簡易ビニールハウスのDIY②     ほうき草栽培 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


前回に引き続き、簡易ビニールハウス作成の様子を紹介します。前回は土台となるアルミパイプを組立式に加工しました。今回はアルミパイプに支柱を立てる穴を空けていきます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
電動ドリルで穴を空けました。
竹や木材ほどではありませんが、アルミも加工が容易におこなえます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
支柱が立てられるよう、サイズを調整しながら10個の穴を空けます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
穴あけが完了しましたので、早速組み立ててみたいと思います。
分解できるため、軽々と持ち運べます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ジョイントの線に合わせて2本のパイプをつなぎ…


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
先ほど空けた穴に支柱を立てれば…


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
あっという間に骨組みが完成です。

実際に使用する際には、この後、骨組みの上からビニールシートを被せれば完成です。
地面に直接支柱を差しても良かったのですが、苗を移動したり、水やりの際の開閉のしやすさを考慮してこの形にしました。思ったよりも良い出来栄えで満足です。

苗作りのスタートまであと1ヶ月ほど期間はありますが、スムーズに栽培がおこなえるよう事前準備を念入りにおこなっていきます。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 81

2021/03/22

3月18日   簡易ビニールハウスのDIY     ほうき草栽培 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


この日は、前回測定した寸法を基に簡易ビニールハウス作りを開始しました。手作りと言うほど大げさな物ではありませんが、使い勝手を考え、簡単に組み立てられる構造のビニールハウスを作っていきます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
今回は、こちらの廃材アルミパイプを再利用します。

まずは余分なパーツを切り落とし、必要な部分のみ生かしていきます。ビニールハウスを設置するときの持ち運びや、水やりの度に動かすことを考えると、なるべく軽量化しておきたいところです。
採寸時点では小型のビニールハウスを2個作る予定でしたが、廃材パイプの寸法の兼ね合いで、2本のパイプをつなぎ、中型サイズのビニールハウスを1個作るように変更しました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
2本のパイプをつなぐパーツは、同じく廃材の竹を再利用しました。

せっかく2本のパイプをつなぐ仕様にするならばと、2本のつなぎ目は竹のジョイントを使用し、組立・分解が可能な作りとしました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
2本をジョイントした様子です。

写真ではうまく映っていないかもしれませんが、なかなか上手に1本のパイプのようにつなげることができました。これで3メートルほどの横幅を確保できました。アルミパイプなので取り扱いも容易にでき、満足です。

今回、廃材の寸法の兼ね合いで予定を変更し対応しましたが、限られた材料や条件の中での物作りは、とても面白いです。きっと手編み箒を最初に考案した人も、作り始めは同じような感覚だったのではないかと想像します。規格品や便利な物が溢れる世の中ですが、不自由や失敗から新しいアイデアが生まれると思いますので、今後も創意工夫し活動していきたいと思います。

さて、次回は完成したパイプに穴を空け、支柱を組み立てられるように加工していきます。ぜひ完成までお付き合いください。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 80

2021/03/18

3月16日   事前準備をスタートします     ほうき草栽培 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


3月も中旬に差し掛かり、暖かく感じる日も増えてきました。気温が上がってくると今年もほうき草栽培の時期がやってくるなと実感いたします。この日は栽培に向けて事前準備をスタートしました。
ほうき草を栽培するにあたり毎年、何かしらの実験的な要素を含みながら栽培を続けております。本格的に栽培を始め6年目を迎えますが、まだまだノウハウの蓄積が必要です。

以前のブログでも紹介しましたが、今年は苗作りの工程で一部ビニールハウスでの生長促進を試してみたいと考えております。簡易的な小型のビニールハウスを手作りするべく採寸をおこないました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
アーチ状の支柱を立て、ビニールシートを被せる予定です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
必要な寸法を計測します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
奥行65㎝、幅200㎝ほどのハウスを2個作る予定です。

水やりの際にビニールシートを開け閉めする手間も考慮し、苗床プランターを2枚並べた奥行が作業効率的にも良さそうです。プランター12枚、3000株分ほどですが生長の変化を試験できるよう、早速必要資材を用意し準備を進めて参ります。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 64

2021/01/21

1月21日    良質な箒草を求めて④    ほうき草栽培   

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


今年のほうき草栽培計画を練るにあたり、今一度、過去の栽培経験から培った重要なポイントを洗い出してみました。
大きく分けて4つのポイントがあり、今回は4つ目のポイントを紹介いたします。

④収穫方法の検討


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
脱穀前の様子
収穫したその日の内に全ての種を脱穀します。

ほうき草の収穫は例年7月の中旬~下旬にかけておこなわれます。
早朝、夜明けとともに畑に入り収穫した箒草は、その日の内に脱穀機で全ての種を取り除く必要があります。
※なるべく早く脱穀しないと穂の部分にこもった熱で穂が変色したり、刈り取ったことで種に栄養を運ぶ動きが強くなり(穂から栄養が吸い取られ)、穂先が固くなってしまいます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
脱穀作業の様子

収穫の日は人員を多く配置し、人海戦術での作業となります。それでも15~20アールの畑を収穫、脱穀し終えるのに12時間ほど掛かってしまいます。どうしても時間との勝負になってしまい、作業が雑になってしまっていると感じております。

そこで今年は、収穫作業を1週間の内に何日かに分割し、1日ごとの収穫量(作業量)を減らすことにより、より丁寧にほうき草を扱えるよう時間配分してみようと考えております。せっかく収穫できても穂の質が落ちてしまったり、使えないほうき草が増えてしまっては意味が無くなってしまいます。
まずは納得できる質を突き詰め、その上で効率化を図っていきたいと思います。

今回まで4回に渡って伊藤が考える箒草栽培のポイントと、今年の意気込みを発信させていただきました。四季のある日本では年に1回しか栽培できないほうき草、毎年「今年も上手く育つかな?」と不安になりますが、毎年続けてチャレンジできることに感謝し、今年も精一杯取り組んでまいります。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 63

2021/01/18

1月18日    良質な箒草を求めて③    ほうき草栽培   

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


今年のほうき草栽培計画を練るにあたり、今一度、過去の栽培経験から培った重要なポイントを洗い出してみました。
大きく分けて4つのポイントがあり、今回は3つ目のポイントを紹介いたします。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト

前回紹介した2つ目のポイントと通じる点がありますが、害虫の発生を抑制するためには雑草が少ないキレイな畑を維持することがとても大切です。栽培をサポートしてくれている農家の倉田様からも「雑草の生え始めに、いかに手を掛けられるかが重要」とアドバイスいただいております。今年はマルチシートを使用しての栽培テストを実施すると共に、例年以上に小まめな除草作業でキレイな畑を維持したい考えです。

また、要所で農薬での害虫駆除もおこないます。

なるべく農薬の使用量を抑えたい考えですが、まずは良質な箒草が栽培できなければ継続できません。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
農薬散布の様子
大きく生長したほうき草の頭上から丁寧に散布します。

第一に雑草を抑制することで害虫の発生を抑制し、なるべく農薬を使用する機会を減らしつつ、良質な箒草の栽培を目指します。
畑の様子を良く観察し、早め早めに対応していきます。地道な作業になりますが、コツコツ作業で良い畑・良い箒草を作っていきたいです。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 62

2021/01/14

1月14日    良質な箒草を求めて②    ほうき草栽培  

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


前回から引き続き、2021年のほうき草栽培において重要となるポイントと今年の対策を発信いたします。

②雑草の抑制


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト

昨年は自社で購入した管理機の活躍により、畝間の雑草は比較的抑制できました。
しかし、上記写真のように株と株の間の雑草は、すべて手作業で除去しなければなりません。雑草が生い茂ってしまうと、栄養を取られたり、害虫が発生しやすくなり、ほうき草の生長を妨げます。労力がいる作業であり、最重要とも言えるポイントと考えております。

そこで今年は、雑草を抑制するためマルチシートを一部でテスト的に導入してみようと考えております。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
半田畑で紅あずま(サツマイモ)を育てている様子
マルチシートで雑草を抑制しております。

早速、マルチシートについて調べてみると、シートにもいくつか種類があり使用する環境において使い分ける必要があるようです。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
参考:施設園芸.com
(https://shisetsuengei.com/news-column/work-efficiency/work-efficiency-016/)

5月に苗を育てる箒草には、「白黒ダブルマルチ」が合いそうです。
農家の倉田さんにも意見を聞きながら試してみたいと考えております。

「良い箒作り」には「良い原料作り」が重要です。試行錯誤しながら突き詰めていきたいと思います。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 61

2021/01/11

1月11日    良質な箒草を求めて①    ほうき草栽培  

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


2021年もスタートし、今年のほうき草栽培はどのように進めていこうかと今からワクワクしております。
今年の計画を練るにあたり、今一度、過去の栽培経験から培った重要なポイントを洗い出してみました。
大きく分けて4つのポイントがありますので、今回から4回に渡って、それぞれの内容と今年の対策を発信させて頂きたいと思います。

①苗作り


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト

ほうき草栽培の第一ステップとして、まずは元気な苗作りが大切です。発芽率が50~60%と低い実績となっておりますので、直蒔きではなく、プランターでの苗作りの方が適した手法で間違いないと考えております。
過去を振り返ると2018年に栽培した箒草が一番理想に近い出来栄えでした。2018年はJAとぴあ浜松青壮年部と共同で栽培しており、非常に恵まれた環境下で苗を作っておりました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
JAとぴあ浜松 育苗センターの様子
湿度・温度が一定に管理されています。

2019年からは、できる限り自分たちだけでやろうとの思いから、JA様の施設をお借りすることなく苗作りを進めております。施設をお借りしたことと箒草の出来栄えの因果関係ははっきりしていませんが、過去の実績から良かった点を生かしながら栽培方法に組み込んでいく必要があると考えます。

そこで、今年は一部の苗は簡易的な小さなビニールハウスで育て、その後の生長に影響を及ぼすかテストしてみたいと考えております。

近年は1年ごとに目まぐるしく環境が変化しているため、何が正解かは不確かですが、そこで立ち止まっていても成長はありません。
考えられること、今の自分たちに出来ることを模索しながら今年も元気に箒草を栽培していきたいと思います。伊藤が考える残り3つの重要ポイントも引き続き発信していきます。今年のほうき草栽培にもぜひ、ご期待ください!

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 60

2021/01/07

1月7日    今年もよろしくお願いいたします。  吾妻箒 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


新年、明けましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になり、心より御礼申し上げます。本年も、より良い商品をお届けできるよう努めてまいりますので、引き続き宜しくお願い致します。

早速ですが、新年最初のブログということで、今年の抱負を掲げさせていただきます。

1.新商品発売



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト

現在、開発中の吾妻箒シリーズ初の外掃き箒。こちらは現在、仕様の最終調整に入っており、より良い製品を発売できるよう進行中です。発売開始のアナウンスができるよう進めてまいります。

2.伊藤の箒発売


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト

師匠にも合格判定をいただき、伊藤自身も手ごたえを感じております。
ここまで時間が掛かってしまいましたが、発売開始へのステップを進んでまいります。

3.上質なほうき草栽培


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト

近年の環境変化の影響もあり、年により品質にバラつきがあります。天候や環境と上手に付き合いながら、色々な栽培方法を試してみたいと考えております。
過去の経験も振り返りながら、伊藤ならではの手法を確立していけるよう今年も頑張ります。今年も応援よろしくお願いいたします。

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