-職人への道記事一覧-

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 41

2020/09/24

9月17日   師匠の判定は?  箒職人への道

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


先日、編み込んだ箒を師匠宛てに発送し、感想を待っておりました。
自分自身でも手ごたえを感じた1本です。胸を張って送り出しました。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
発送したほうきです。

そして、メールにて感想とアドバイスをいただきました。
「およそ問題ないと思います。作りもしっかりしており、バランスも良いです。」とのお言葉。

良かったです!なかなか自分自身でも納得が出来ない状況が続いておりましたが、自信を持って送り出した箒が認めていただけた様子です。

とは言え、さすがの師匠。細かなアドバイスを的確にいただきました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
写真でアドバイスをいただきました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
分かりやすくコメントいただき、納得のアドバイスです。

アドバイスは次の箒作りから早速、生かしていきます。
細かな点を修正し、いよいよ伊藤の箒として販売できる見込みとなってきました。

お客様にお届けできるよう、ほうきの生産と販売準備を進めてまいります。
ご期待下さい!

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 40

2020/09/17

9月11日  いつもと違う箒を編んでみました   箒職人への道

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


前回のブログで紹介したタイ製の箒ですが、編み込みの手順が見えてきたため、自身でも再現してみました。

完成した様子がこちら、



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
左:タイ製ほうき      右:伊藤ほうき

タイ製の箒は穂に着色を施しているため、見た目のイメージはガラっと違います。
赤と黄色の飾り糸も施しておりませんが、基本的な構造は再現できております。

実際に作ってみると、「もっとここでこうしてみたら、完成した時にこうなる」と言うように扱い方を考えながら手を動かせるようになっていることに気づきました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
首元の様子

下ガラ(内側の見えない箒草の茎)もしっかり落とせており、きつく締めこまれております。

普段作らない箒を編み込むことで、力の強弱の付け方など、見えてなかった部分が意識できるようになりました。

自身の箒作りに生かしていけそうです。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 39

2020/09/14

9月10日  研究もしております   箒職人への道

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


編込みの技術を磨くため、箒の研究も日々おこなっております。
この日は、タイ産の自社製品を分解し、構造を分析しました。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
編込みを解きながら構造を把握します。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
糸の動きが追えるよう、ゆっくりと解いていきます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
基本的な構造はもちろん、細かな糸の掛け方まで分析します。

40年以上前にタイに製造移管しましたが、職人仕事ゆえ、マニュアルなどは残されておりません。それでも、しっかりと技術は受け継がれています。

こうして普段作っている箒とは別の箒に触れてみると、改善した方が良い点や自身の箒作りに生かせる点が見え、技術力アップにつながります。

改善点は現地に情報を共有し、品質向上につなげていきます。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 38

2020/09/10

9月8日  隙間時間も練習あるのみ   箒職人への道

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


ほうき草の栽培もひと段落し、箒作りに精を出す日々を送っております。
作業の合間や、ちょっとした隙間時間に繰り返している練習を紹介します。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
小編みと呼ばれる工程です。
10分ほどで出来る作業です。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
編み込み前の様子。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
中指と薬指に糸を掛け、ねじって交差させます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
交差させた輪の中に箒草を5~6本ほどすくっていきます。

こちらの工程は、慣れてしまえば難しくはないのですが、スピードを上げるには練習を繰り返すしか方法はありません。
江戸で生まれた江戸箒、ちゃきちゃきの江戸っ子職人はすごいスピードで作業していたと思われます。

受け継がれた技術を磨き、当時の職人に負けないよう練習あるのみです。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 37

2020/08/27

8月21日  2020年ほうき草の選別を始めました  箒職人への道   

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


原料(ほうき草)作りがひと段落し、早速ほうき草の選別を開始しました。
今年の箒草の出来栄えを感じながら丁寧に選別していきます。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト37
穂の長さや量、色などで分けられた箒草です。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト37
穂にクセがついてしまっている箒草もあります。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト37
クセがついた部分を優しく反らせてあげると、だいぶ真っすぐに修正できます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト37
このような感じで、だいぶ真っすぐに戻ります。

今年は長雨の影響で、穂にクセがついてしまっている箒草が多くみられます。
種が穂につき始めた頃に雨が続いてしまうと、種が水分を含んでしまい重たくなります。
この状態が長く続くと穂が種の重みで垂れ下がってしまい、穂にクセがついてしまいます。
晴れ間が出ると種は乾燥し、太陽に向かって真っすぐに生長するのですが、こればかりは天に祈ることぐらいしかできません。

とは言え、穂に一定の柔らかさがあれば上記のように多少の修正は可能です。
手間は掛かりますが、良い箒を作るために、良い箒草をできる限り確保したいと思います。

この後も1本1本、丁寧に作業を続けていきます。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 36

2020/07/20

7月14日  編み込み糸を染色しました  ほうき作り      

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


最近では社内での作業が増えており、編み込み用の糸が減ってきたため、糸の用意をしました。
色のついたタコ糸(綿糸)はあまり市場で出回っていないので、自分で染めて用意しております。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト36
タコ糸直径1ミリほどを用意します



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト36
染色材を溶かしたお湯で煮込んでいきます。
20分ほど煮込み、その後、30分ほど漬け置きします。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト36
流水で数回もみ洗いします。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト36
風当たりの良い場所に広げ、乾燥させれば完成です。

色のついた化学繊維の糸であれば簡単に手に入るのですが、編み込みの際の糸の滑り具合や伸びに違いが出ます。

そう言えば、箒草の茎から出る葉腋で染め物ができると聞いたことがあります。
赤紫色なので、少し見栄えは悪いかも知れませんが、またいつかチャレンジしてみたいです!

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 35

2020/07/13

7月8日  日々の作業を紹介します  吾妻箒 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?

あいかわらず雨が続いており、社内での作業が続いております。
今日は伊藤の日々の作業を少し紹介させていただきます。

吾妻箒のサイトで販売している商品を注文いただいた際に、最終検査・手直しをおこない発送対応させていただいております。



箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から35
ご注文いただいた箒を準備します。
一見とてもキレイに見えますが、1点1点検査していきます。



箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から35
箒用のクシを使ってキレイにします。



箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から35
穂を解いた後、飛び出た穂先をハサミでカットします。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から35
作業完了です。

このあと箒をパッケージして完成です。
お客様が手に取った瞬間から気持ち良くご使用いただけるよう、1点1点気持ちを込めて作業しております。
万が一、輸送中の破損やご納得いただけない商品がお届きになった際は、もちろん返品対応も承っております。

全てのお客様に満足していただけるよう、今日も心を込めて作業します!

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 34

2020/06/25

6月22日  箒職人特集ページを更新しました! 吾妻箒

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?

皆さま、こんにちは。本日は少しお知らせさせて頂きます。
今年の4月から公開させていただきました箒職人特集ページを先日更新いたしました。

第一弾として箒職人:松永美香子さんをピックアップさせて頂きましたが、この度、伊藤の師匠である鈴木徹さんと伊藤の2名を第二弾としてアップいたしました。



箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から34
特集ページが3名になり、ぐっとボリュームが増しました。

今回、伊藤も動画の撮影やサイトの構成に参加させていただき作り上げてきました。
こうして実際にサイトがアップされると、喜びと達成感がわいてきます。

また、今回は自分自身も掲載させて頂いておりますので、身が引き締まる思いです。
箒職人として恥ずかしくないよう、精いっぱい技術を磨いていこうと改めて気合いを入れ直しました!

特集ページはこちらからもご覧いただけます↓↓↓
    【吾妻箒—箒職人の仕事—】         

ぜひ、ご覧いただき感想などもお待ちしております。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 33

2020/06/18

6月16日  ほうき編み込んでおります。 箒職人への道

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?

伊藤の住む静岡県でも梅雨入りし、なかなかほうき草の作業予定が立たない日々が続いております。畑でのほうき草作業の予定のない日は、もちろん社内で箒を編み込んでおります。



箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から33
この日も1本編み上げました。

箒を編み上げた直後に写真を撮影したため、ほうき草が少し変色しておりますが、しっかり乾燥させることで、ほうき草の色目も良くなります。

このブログをお読みの皆さまもお分かりかも知れませんが、だいぶ箒の編み込みがキレイになってきました。
決して手前みそでなく、伊藤自身もだんだんと手ごたえを感じております。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から33
拡大してみました。

近くで見ると、まだまだ箒の編み込みが整っていない部分もありますが、ほうき1本を作るたびに良かった点と反省点を明確にし、ほうきを作るごとに成長を感じられるよう作業していきたいと思います。

先日、箒職人の特設サイトを立ち上げさせていただきました。
第一弾の松永美香子さんに続き、伊藤の師匠である鈴木徹さんと伊藤の特設ページも公開間近です。

胸を張って公開できるよう、精進してまいります!

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 32

2020/06/08

6月4日  松永さん箒 絶賛発売中です!  吾妻箒

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です!

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今日は、以前ブログで紹介させていただいた、箒職人:松永美香子さんが作り上げた箒を実際に使ってみましたので、感想を投稿したいと思います。

松永美香子さんについては、こちら↓↓↓
箒職人 松永美香子 氏


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から32
伊藤おすすめの手のひらサイズの可愛い箒です。
 


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から32
お借りしているサンプルを実際使用してみました。
 

使用してまず初めの感想は、

「やさしい!」

 

原料である棕櫚(シュロ)の特性と、松永さんの丁寧な作りが相まって非常に優しく、やわらかな掃き心地です。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から32
クマの形を模した人形タイプの箒もあります。
 

クマの形とのことですが、伊藤にはカエルにも見えますが、いずれにしても可愛らしく、珍しい箒です。


箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から32
カギと一緒にキーホルダーとしてぶら下げてみました。
 

外出先でもちょっと気になった時に、サッとお掃除できる優れものです。
いずれの箒も優しく・丁寧な作りが特徴です。言葉で表現するのは難しいのですが、女性であり、母親でもある松永さんならではの温かさと、やわらかさを感じます。

箒は道具ですが、1本1本それぞれ特徴や作り手の雰囲気が出ていてとても勉強になりました。松永さんの箒は「吾妻箒」サイトにて発売中です!ぜひご覧ください。

箒を知る|ホウキの歴史/座敷箒が誕生するまで箒を知る|ホウキの歴史/座敷箒が誕生するまで 商品一覧|商品一覧商品一覧|商品一覧 吾妻箒とは?|吾妻箒の歴史と特徴吾妻箒とは?|吾妻箒の歴史と特徴
PAGE TOP