-職人への道記事一覧-

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 126

2021/09/06

9月2日   お待たせしました、ついに発売開始です。   箒職人への道 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


いつもブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
大変お待たせしましたが、この度ついに伊藤の手編み箒を発売することになりました。


不器用な伊藤にいつも丁寧に指導してくださる師匠の鈴木徹さん、発売に先駆け試作品モニターに協力してくださったモニター様、ほうき草栽培に力を貸してくださっている浜北農家の倉田様や会社の仲間たち、そして、いつもブログを応援してくださっているみなさまのお陰でここまでくることができました。この場をお借りし、お礼申し上げます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
9月2日より発売しております。
「伊藤 真人作 国産手編みほうき 短柄」

一つの区切りがついただけではありますが、みなさまに箒をお届けできることに、喜びを感じております。
今後は、一人でも多くのお客様に手に取っていただけるよう、より一層、心を込めて作業に取り組んで参りたいと思います。

ぜひ、「箒職人:伊藤の紹介ページ」もご覧いただけたら幸いです。
箒職人の仕事 箒職人 伊藤真人氏

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 111

2021/07/08

7月3日     さらに試練は続きます     コキア栽培    

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


7月上旬、全国的に大雨が降り、静岡県熱海市で大きな災害が起きてしまいました。現在も行方不明者の捜索と復旧作業が続いております。一日も早く日常生活が送れるよう、弊社としてもできることをしてまいります。被災された皆さまのご心労、ご負担が少しでも軽減されるよう心よりお祈り申し上げます。

伊藤の住む静岡県西部地区でも数日間に渡って大雨が降り続いておりました。
雨は少なすぎても、多すぎても我々の生活を大きく狂わします。ましてや植物においては尚更です。工場玄関先のコキアの様子も芳しくありません。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
少し雨が弱まったタイミングで花壇を確認しました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
近づいてみると、どうも元気がない様子です。

コキアの栽培を始める前に調べた情報では、コキアは乾燥に強く、花壇に植えた後の水やりはほとんど不要とのことでした(※晴天続きの場合のみ、少し水を与えれば十分です)。逆に水のやり過ぎには注意が必要で、水を与え過ぎると根が腐ってしまうとのこと、今回は自然の雨によりダメージを受けてしまっているようです。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
土を寄せて苗を起こしました。

何か出来ることをと思い、土を寄せて苗を起こしておきました。少しでも根の負担が和らぎ、回復して欲しいところです。
まだしばらく天候がすぐれない日が続きそうです。ほうき草(ホウキモロコシ)の栽培もそうですが、天候や自然を前にして人間ができることは何とも微力です。

しばらく畑作業にも入れていない浜北畑と半田畑の様子も気になります。梅雨の中休みで晴れてくれることを天に祈ります。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 110

2021/07/05

6月28日     ここが踏ん張りどころです    コキア栽培   

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


なかなか思うように生長しないコキアに悩まされております。この日も朝まで元気だった苗が夕方には枯れてしまいました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
枯れてしまったコキアの様子


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
原因を確認するため、萎れた苗を土から抜いてみました。

観察すると、どうも根っこが食べられてしまっている様子です。写真のように茎から上は残っておりますが、根っこがほとんど残っておりません。表面上は元気に育っているように見えておりましたが、地中で蝕まれていたとは盲点でした。

改めて植物の根っこを食べる蟻がいるかどうかインターネットで調べたところ、ここ10年ほどの間で、農作物の根や茎を食べる蟻が確認されているようでした。
蟻の名前は「トビイロシワアリ」というそうで、今回コキアを食べてしまった正体かどうかまでは掴めませんが、体長2.5㎜ほどの大きさなど特徴は似ております。
厄介なことに、現在のところ登録されている農薬は存在しないようで、蟻がつきにくい環境を作ることとコキアへ肥料を与えることでサポートするしか術が無いようです。
出来る限りのことだけはやろうと思い、一般的な蟻から防除する薬剤と化学肥料を追肥しコキアの頑張りに任せることにしました。


後日・・・


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
何とか頑張って生長している様子

大部分が枯れてしまい、残り5本ほどになってしまいましたが、残っていた株は何とか頑張っているようです。肥料が効果あったのか、30㎝ほどまで元気に生長しております。

今回、本当に「トビイロシワアリ」の仕業だったのかどうかは、まだまだ検証が必要ですが、つい10年ほど前までは、農作物や植物を食い荒らす蟻は存在しないという認識が一般的だったようです。伊藤自身も今回初めて知ることができ、勉強になりました。
また機会があれば、浜北農家の倉田さんに見解などを聞いてみたいと思います。

何はともあれ、コキアもここが踏ん張りどころです。何とか元気に生長し、秋には真っ赤な紅葉が見られるよう期待したいと思います。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 106

2021/06/21

6月16日     なかなか大きくなりません      コキア栽培   

海外に生産を移行して50年。
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一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


今年初めて栽培にチャレンジしているコキア(ほうき草)、花壇への植え替えから1カ月半ほど経過しました。枯れてしまった苗もあり、様子が気になります。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
花壇の様子です。
遠目で見てもコキアが植わっていることが確認できますが、まだまだ小さいです。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
近づいて撮影しました。
15~20センチほどまで生長している株もありますが・・・


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
先日に引き続き、また枯れてしまった株もあります。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
一見、元気そうな株ですが、気になるのが蟻の存在です。
コキアの上部に黒く群がっているのが分かりますでしょうか?

枯れてしまった株もつい先日まで元気そうでした。原因が蟻なのかどうか定かではありませんが、全滅だけは避けたいため、植物に使用できる防虫剤や殺虫剤の使用を検討したいと思います。
生長すると50センチほどまで大きくなるようですが、本当にこのペースでそこまで大きく育つのでしょうか。何から何まで手探りの状態ですが、ホウキモロコシの栽培を始めた頃もそうでした。壁にぶつかりながら、色々な方法を探り最良な手法を確立してきました。
きっとこの経験も後に何かの役に立つと信じ、コキア栽培も真剣に取り組んで参ります。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 104

2021/06/14

6月9日     日頃の作業を紹介します      吾妻箒 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


伊藤が日頃おこなっている作業の一つに、商品発送前の最終検査・手直しがあります。
先日、商品を購入されたお客様より厳しいご意見も頂戴したことから、より一層心を込めて準備しております。今回は日頃の作業を少し紹介いたします。

以前紹介したお客様からのご意見の内容はこちら↓↓↓
5月13日  改めて気を引き締めます 吾妻箒

当サイトでご注文をいただいた商品を発送する際、全ての商品を伊藤自ら検品・手直しを施し、発送しております。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
保管状況により穂先にクセがついてしまった箒の様子


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ブラッシングで整えることができないクセは、一度、穂に水分を含ませます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
十分に穂先が柔らかくなった後、指先で優しくクセを整えていきます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
新聞紙で水分を吸収しながら、ブラッシングで再度整えます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ブラッシング後は、風通しのよい日陰で1日以上よく乾燥させます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
最後に穂先をハサミで整え作業完了です。

今回ご紹介したような作業も日頃から対応しております。吾妻箒サイトではネット販売となっており、お客様に手に取ってご購入いただくことができません。このデメリットを払拭し、箱を開けた瞬間から「良い箒だな」と感じて頂けるような商品をお届けしていきたいと考えております。

今日も心を込めて準備いたします!

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 102

2021/06/07

6月2日    どうも様子がおかしいようです     コキア栽培 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


花壇への植え付けから1ヶ月、コキア(ほうき草)の様子がどうもおかしいようです。
一部の株で、葉がしおれ気味で元気がありません。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
元気がないコキアの様子

よく観察してみると葉の根本に小さな蟻がたくさんついております。写真では分かりにくいのですが、矢印の辺りに4~5匹ほどの蟻がくっついております。予備知識がなく、花も咲いていないコキアになぜ蟻が付くのか全く分かりません。インターネットでも調べてみましたが、明確な答えは見つかりませんでした。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
数日後、苗は枯れてしまいました

対応策も見つからず、気づいた際に蟻を掃っていたのですが、数日後に苗は力尽きてしまいました。蟻が原因だったのか?少し多めに降った雨で根が腐ってしまったのか?明確な答えは見つかりません。
引き続きその他の株に注目し、原因を調べ、対策を講じたいと思います。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
順調に育っている苗の様子

順調に育っているコキアは10センチほどまで生長しました。
こちらの苗は蟻がついている様子がありません。枯れてしまった苗も葉や茎を食べられた様子はありませんでした。もしかしたら樹液を吸われていたのかも知れません。

いずれにしても残った苗を大切に育てていくしかありません。せっかくチャレンジを始めたコキア栽培です。冬にはコキアで手作り箒が作れるよう生長を見守っていきます。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 96

2021/05/17

5月13日    改めて気を引き締めます       吾妻箒 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


先日、こちらの吾妻箒サイトにて箒をご購入したお客様よりこんなメールを頂戴しました。

メール原文:
「小さいほうの箒が先がばらついているのが面白くありません。見て買うのであれば絶対買いません。信用して買っているんですから文句なしの商品を送ってほしいです。安くはない商品なんですから」

正直なところ今回の件をブログで取り上げるべきか悩みましたが、何も無かったことのようにはできません。ご意見をいただいたお客様も信用(期待)しているが故のご意見かと思います。

今回、商品はそのままご使用されるとのことで、現物の確認には至りませんでしたが、考えられる状況から対策を練ることにしました。
早速、ご意見につながった可能性を探るため、在庫品の状況を確認しました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト

商品の中には一部、写真のような穂の曲がりが発生してしまう箒があります。こちらは元々原料に曲がりが出てしまっている場合や、海外生産品であれば輸入してくる際の運送状況により曲がってしまう場合があります。このような箒も含めて全て出荷前に検査し、ブラッシング作業をして穂先を整えてから、お客様に向けて発送させていただいております。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ブラッシング作業後の様子

このような状態で発送させていただければ、ご満足していただけると考えておりました。
しかし、ブラッシング作業から3日ほど時間が経過した商品を確認してみたところ・・・


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ブラッシング作業から3日ほど経過した同じ箒の様子

写真のように若干ですが、ブラッシング作業前の状態に戻りつつありました。これはブラッシングして整ったように見えておりましたが、穂グセ(曲がり)が強く、時間の経過とともに元の状態に少し戻ってしまったことが原因と考えられます。
もし、このような状態であれば、お客様にご満足いただけなかったことも納得です。
対策として、穂グセが強い箒は以前ブログでも紹介したように穂先にしっかりと水分を含ませたうえで、ブラッシング作業にて整えるよう改善したいと思います。

以前紹介した穂先の整え方はこちら↓↓↓
ほうき職人がおすすめする箒のお手入れ方法

今回の件につきまして、具体的な作業の改善も必要ですが、今一度お客様のご期待に応えられているか考え直す良いきっかけとなりました。もちろん今までも軽い気持ちで取り組んできた訳ではありませんが、まだまだ甘かったと反省しております。

お客様のご期待に応えられるよう、精進して参りたいと思います。引き続き、宜しくお願い致します。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 94

2021/05/10

4月30日     花壇に苗を植え付けました    コキア栽培 

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一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


先日、種まきをおこなったコキアです。種まきから10日ほど経過しましたが、少しずつしっかりした姿になってきました。この日は待ちに待った花壇への植え替え作業です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
植え付ける花壇です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
まずは、土を耕しながら雑草を根っこごと除去します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
生長後の見栄えも考慮し、一定の間隔を空けながら植え付けます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
15本ほどの苗を植え付けました。
最後に看板を設置して記念撮影です。

プランターで育てている時から苗の小ささに不安を感じていたのですが、花壇に植え付けるとより一層小さく見えます。無事に根付いてくれると良いのですが、こればかりは見守るしか術はありません。

ゴールデンウィーク明けには少し立派になった姿が見られると良いです。期待と不安が入り混じる中、この日の作業を終了しました。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 92

2021/04/29

4月23日    発芽を確認しました    コキア栽培  

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一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


最近、出社したらコキアの様子を確認することが日課となっております。
種まきから3日後のこの日、わずかに土から顔を出したコキアの芽を確認することができました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
すごく小さな芽が顔を出しました。

発芽するまでは日が当たらない倉庫内で育てておりましたが、光量が少ない室内では写真に映らないぐらい細く小さな芽です。発芽後は日向に出し、生長を促します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
4月26日の様子

発芽確認から更に3日後の様子です。カイワレ大根のような細く長い芽が空に向かって伸び始めました。風が吹くと飛んでしまいそうなくらいか細く見えますが、頑張って大きくなろうとしているようで、愛らしく思えます。

もう少し大きくなり、根が張り始めたら花壇に植え替えたいと考えております。種が非常に小さく、しっかりと発芽するか少々不安でしたが、元気に育っている姿が確認でき、安心しました。
今後の生長にも期待できそうです。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 91

2021/04/26

4月20日    コキア(ほうき草)の種を蒔きました    ほうき草栽培 

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一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


先日、花壇の看板も無事に完成し、この日はコキアの種まきをおこないました。
コキアの栽培は今年はじめての試みです。どのように育つのか楽しみです。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ホウキモロコシと同様にポット苗で育ててみます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
まず、土を7割ほどの深さまで被せます。
最終的には10本ほどの植え付けとなりますので、トレイは半分ほどを使用します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
1粒ずつ種を蒔きます。
思ったよりも小さかったです。0.5㎜ほどしかありません。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
最後に上から土を被せます。
この後、たっぷりと水を与えて作業完了です。

発芽までは常に土が湿っていることが重要です。このあたりはホウキモロコシや他の植物と同じです。様子を見ながら朝夕たっぷりと水を与えて育てます。
順調にいけば3~4日で発芽の確認ができるかもしれません。期待と不安が入り混じる思いでその時を待ちます。

今年はホウキモロコシとコキアの2種類の「ほうき草」の生長を発信していきたいと思います。みなさまにも一緒になって育てている気持ちになっていただけるよう、日々の様子を紹介していきます。ご期待ください。

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