-職人への道記事一覧-

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 48

2020/10/26

10月21日   細かな部分までこだわった箒   商品紹介

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


本日は当サイトで販売している箒の中から、個性的な1本を紹介します。
箒はこちら、



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
あづま手編みほうき 十一玉 短柄

穂幅(掃き幅)がすごく広いこちらの箒は当サイトの職人用ほうきとして販売させていただいております。もちろん職人さんだけでなく、一般のご家庭用にも購入していただけます。
吾妻箒 職人用ほうきのラインナップはこちら↓↓↓
   職人のこだわりに応えた個性的な箒たち___


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
穂幅は46㎝ 販売している箒の中で最大の大きさです。

仕事だけでなく、道具にもこだわる職人さん。一度にたくさん掃きたいという声をもとに作り上げた商品です。重くなることを懸念し指摘したところ・・、「腕力がありますから」。
「ちょっと他では見かけない」そんな、個性的な箒も多数取り扱っております。

シンプルに見えて奥が深い箒の世界、お楽しみいただけましたら幸いです。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 47

2020/10/22

10月19日   ほうきの出来栄えは?   箒職人への道

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です!

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?

この日は、編み上げた箒を工場の仲間たちに試してもらいました。
当社アズマ工業は、箒の製造からメーカーとしての第一歩を踏み出しました。
ですから、箒には特にこだわりや厳しい目を持った従業員が多数在社しております。
アズマ工業の歴史と吾妻箒

そんな厳しい目を持った仲間たちに、伊藤の箒はどのように映るのでしょうか?


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ほうきの検査工程を担当する従業員の様子
輸入品の手編みほうきはこちらの工程で1本1本、厳しくチェックされております。
普段から毎日のように箒に触れており、品質に対する目が肥えております。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
伊藤の箒を試していただきました。
 

「思ったより軽く、扱いやすいですね」

 

まずまずの反応です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
 

「穂先が不揃いなのか、少し掃き残しが気になります」
「柄(え)の角度も普段扱っている箒に比べ、少し傾いている気がします」
さすがは、日に1000本ほどの箒を検査している方々です。微妙な点を細かく指摘していただけました。

今回指摘いただいた点については、改善方法が見えております。
今後の箒作りに生かし、また試していただこうと思います。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 46

2020/10/19

10月15日   色鮮やかな箒たち    商品紹介

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


今日は当サイトで販売している箒を紹介いたします。
今回紹介する箒はこちら、



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
色鮮やかで可愛らしい箒たちです。

皆さまは、ほうきにどんなイメージをお持ちでしょうか?
「昔の物」、「古い掃除道具」などと言われることもありますが、近年では「おしゃれな物」として価値が見直されているようです。

当社としても様々な年代の方や、色々なシーンでお使いいただけるようカラーやサイズ感にもこだわって取り揃えています。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
全長83㎝ 重さ210gとコンパクトな箒

お部屋に置いておいても違和感のないデザイン、気づいた時にサッとお掃除でき、狭い家具の間にも入り込むサイズ感が特徴です。
当サイトでは、常時50種類ほどのラインナップからお選びいただけます!
ぜひ、お気に入りの箒をお探し下さい。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 45

2020/10/15

10月12日   明治神宮へ向けての箒が完成しました 箒職人への道

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


先日まで明治神宮秋の大祭に向けてほうきを作りこんでおりました。
納得できる箒が完成し、明治神宮に向けて発送いたします。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
完成した箒です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
掃き心地を最終チェックし、仕上げます。

自身で編み込んだ箒が全国の特産品と並んで展示されると思うと、今からワクワクします。
今年は明治天皇鎮座100年の記念の年となります。コロナ禍ではありますが、多くの人にご覧いただけたら有難いです。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 44

2020/10/12

10月7日   箒作りに大切なこと     箒職人への道

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


ほうき作りの作業の中で一番時間が掛かる作業は「選別」と呼ばれる工程です。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
原料のほうき草を穂の長さや色目ごとに仕分けしていきます。

選別は編込み前の準備的な作業で、はっきり言って地味な作業です。

しかし、箒職人の方であれば恐らく皆、選別が一番重要な作業だとおっしゃると思います。そのぐらい奥が深く、箒作りの肝だと思います。

とは言え、年によって箒草の出来栄えも様々です。特に近年では自然環境の変化から毎年同じような環境で栽培できるとも限りません。
そんな中で、どんな箒草であれ与えられた条件で安定した品質の箒を編み上げることが職人としての力量ではないかと感じております。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
編み上げた箒の様子

箒草を見極め、生かす。
安定して同じ品質の箒を編み上げられるよう技術を高めていきます。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 43

2020/10/08

10月6日   さまざまな種類の柄     ほうきの豆知識

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


前回のブログにて箒を選ぶ際のポイントを紹介させて頂きましたが、今回は柄(え)についてご紹介したいと思います。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
今回注目するところは、ほうきの柄(持ち手部分)です。
箒を支える重要な部品としてだけでなく、見た目にも注目したいところです。

箒の柄には竹を使用しており、ほうきの原産国や種類によっていくつかの種類の竹を使い分けております。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
国産竹をそのまま使用し、素材の質感を生かした柄
濱松出世箒に使用しております。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
竹にカシュー塗料が塗られた柄です。
カシュー・ナッツの殻から抽出したオイルを主成分とした塗料を使用しております。
漆のような艶が特徴です。主にタイ産の箒に使用。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
同じ竹ですが、黒竹と呼ばれる天然の黒色をした竹となります。
塗料などを一切使用せず、竹の持つ油分のみで艶が出る素材となります。
主に、棕櫚箒(シュロほうき)の柄として使用。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト

いずれの柄も使い込むほどに味が出る素材です。
お気に入りの柄を見つけていただき、時間とともに移り変わる味わいを楽しんでいただけたら幸いです。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 42

2020/10/05

9月30日   ほうき豆知識     箒職人への道

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今日は箒を選ぶ際のちょっとした豆知識をご紹介したいと思います。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト

こちらの修正前の箒ですが、矢印のところに茎の太い穂が見えています。
この太い茎を「ガリ芯」と呼び、ほうき草を栽培する中でどうしても出てしまう穂となります。

こちらのガリ芯は、掃除の際に力を入れて強く掃いてしまうと、根本から折れてしまったり、フローリングや畳を傷つける原因となることがあります。
※穂に負担が掛からないよう、穂先2cmのところで優しく掃いていただければ、問題ありません。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
検査時に表面のガリ芯は取り除きます。

ほうきを手に取る機会がございましたら、できる限りガリ芯が少ない箒を選ぶことをお勧めします。
また、箒を使用する際は、優しく掃いていただくことも箒を長持ちさせるポイントです。

今後も豆知識を発信していきたいと思っておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 41

2020/09/24

9月17日   師匠の判定は?  箒職人への道

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


先日、編み込んだ箒を師匠宛てに発送し、感想を待っておりました。
自分自身でも手ごたえを感じた1本です。胸を張って送り出しました。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
発送したほうきです。

そして、メールにて感想とアドバイスをいただきました。
「およそ問題ないと思います。作りもしっかりしており、バランスも良いです。」とのお言葉。

良かったです!なかなか自分自身でも納得が出来ない状況が続いておりましたが、自信を持って送り出した箒が認めていただけた様子です。

とは言え、さすがの師匠。細かなアドバイスを的確にいただきました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
写真でアドバイスをいただきました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
分かりやすくコメントいただき、納得のアドバイスです。

アドバイスは次の箒作りから早速、生かしていきます。
細かな点を修正し、いよいよ伊藤の箒として販売できる見込みとなってきました。

お客様にお届けできるよう、ほうきの生産と販売準備を進めてまいります。
ご期待下さい!

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 40

2020/09/17

9月11日  いつもと違う箒を編んでみました   箒職人への道

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


前回のブログで紹介したタイ製の箒ですが、編み込みの手順が見えてきたため、自身でも再現してみました。

完成した様子がこちら、



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
左:タイ製ほうき      右:伊藤ほうき

タイ製の箒は穂に着色を施しているため、見た目のイメージはガラっと違います。
赤と黄色の飾り糸も施しておりませんが、基本的な構造は再現できております。

実際に作ってみると、「もっとここでこうしてみたら、完成した時にこうなる」と言うように扱い方を考えながら手を動かせるようになっていることに気づきました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
首元の様子

下ガラ(内側の見えない箒草の茎)もしっかり落とせており、きつく締めこまれております。

普段作らない箒を編み込むことで、力の強弱の付け方など、見えてなかった部分が意識できるようになりました。

自身の箒作りに生かしていけそうです。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 39

2020/09/14

9月10日  研究もしております   箒職人への道

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


編込みの技術を磨くため、箒の研究も日々おこなっております。
この日は、タイ産の自社製品を分解し、構造を分析しました。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
編込みを解きながら構造を把握します。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
糸の動きが追えるよう、ゆっくりと解いていきます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
基本的な構造はもちろん、細かな糸の掛け方まで分析します。

40年以上前にタイに製造移管しましたが、職人仕事ゆえ、マニュアルなどは残されておりません。それでも、しっかりと技術は受け継がれています。

こうして普段作っている箒とは別の箒に触れてみると、改善した方が良い点や自身の箒作りに生かせる点が見え、技術力アップにつながります。

改善点は現地に情報を共有し、品質向上につなげていきます。

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