-浜北畑記事一覧-

浜北畑 -種蒔き-

2022/05/16

5月7日、この日は10名で苗床に種を蒔きました。

天候は晴れ。

 

今年は伊藤さんがいないため、昨年までのほうき草栽培記録を頼りに活動を始めます。

プランターへの土の入れ方からみんなで確認しながら作業を進めます。

 

 

プランター1枚に288穴あり、1つの穴に種を3粒入れていきます。

種が小さく、プランターの穴も小さいためうまく3つの種を落とすことが出来ず苦労しましたが、10人で約2時間にて作業終了です。

 

 

コロナ禍で事務所でも工場内でも寡黙になりがちでしたが、この日は何と言っても屋外での作業。

それに不慣れなほうき草栽培の仕事。

慣れない作業をみんなですることでお互いが助け合って、自然に笑い声があっちからこっちから聞こえてきます。

 

 

久しぶりに「仲間」を感じることができました。

無事に芽が出ることを願っています。

浜北畑 -畑の様子-

2022/05/12

毎年畑をお借りしている倉田様から今年の畑を確保できたというご連絡をいただき、4月27日、浜北畑の様子を見に行きました。

天候は曇り。

 

伊藤が退職したことに伴い、今年は製造部のみんなで協力し合いながら進めることになっています。

 

正直畑を見ても状態がいいのか悪いのかよく分かりませんが、倉田様が事情を把握したうえで用意してくださった畑です。

「きっといい畑」です(笑)。

 

 

いよいよ、ここから新しい1年が始まります。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 163

2022/01/24

1月21日    今年のほうき草栽培にむけて④   吾妻箒   

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


前回のブログでは、密植栽培による具体的な作付面積を計画しました。今回は具体的なスケジュールを確認していきます。
例年通り温暖な時期に栽培しますが、改めて過去の実績を見直し、適格な日程を組んでいきたいと思います。

まずは、過去2年の計画と実績をさかのぼって確認しました。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト


一昨年(2020年)は、異例の長さの梅雨により収穫時期を逃してしまいました。
※上記記録の濃い青色部分、6月2週~7月末までが梅雨でした。
長雨対策として、全体的にスケジュールを後ろに倒したいところですが、お借りしている畑の都合もあり、遅くとも8月上旬には収穫を終える必要があります。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト

昨年(2021年)は、平年並みの梅雨の長さで、降雨量も少なめでした。ほうき草を栽培する上で非常に恵まれており、およそ予定通りに進められました。
天候はコントロールできませんが、やはり梅雨明けに合わせて収穫できる予定がベストだと考えます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト

昨年の実績をベースに今年の計画を立てました。梅雨時期は平年並みと想定しつつ、長雨や生長が遅れる可能性も加味し、梅雨明けから1週間ほど余裕を持って収穫時期を設定しました。
あくまで天候次第で柔軟に対応していく必要がありますが、事前にしっかりと計画を練っておくことで慌てず対処できると考えます。

新しく何かを始める際や、旅行などの準備もそうですが、色々と計画を練っている時間が一番楽しいのかも知れません。今年も無事収穫できるよう、しっかりと準備して参ります。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 162

2022/01/20

1月20日    今年のほうき草栽培にむけて③   吾妻箒   

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


今年のほうき草栽培は、密植栽培にチャレンジすることで心が固まり、今回からは具体的な栽培方法や栽培スケジュールを練っていきます。
密植栽培を進めるにあたり、畝間と株間の間隔を今までよりも短くする必要があります。畝間の長さは現状45センチを取っておりますが、この長さは管理機が入れる目一杯の長さで、これより短くすることは難しそうです。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
生長したほうき草の間を管理機で除草する様子
45センチが小型の管理機で入れる最小寸法となります。


除草作業をする上で管理機での作業は必須です。管理機の入れない株間の除草は手作業でおこないますが、畝間は管理機の力を借り、効率よく進めたいところです。
よって、畝間は45センチで固定とし、株間を短く詰めていく必要があります。株間は現状30センチで植え付けております。



箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
株間(ほうき草とほうき草の間隔)、30センチで植えつけた様子

先日、参考にトウモロコシの密植栽培について調べた際、株間の推奨は20~30センチほどとのことでした。しかし、この間隔は、横に伸びて実を付けるトウモロコシの推奨です。上に伸びた穂を収穫するほうき草(ホウキモロコシ)は更に間隔を詰めても問題なさそうです。今回は思い切って今までの半分の15センチ間隔で植え付けてみたいと考えております。上記写真のほうき草とほうき草の間にもう1本、ほうき草を植え付けるイメージです。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
作付面積と収穫量を算出してみました。

株間を今までの半分に設定することで、単純に今までの2倍の収穫量が見込めます。しかしながら、まずは、ほうき草の品質を高めることが最優先です。収穫量は今までと同等を目標とし、作付面積(畑の規模)を小さくすることで、管理の行き届いた畑を目指します。
もちろん、計算はあくまで机上のもので、実際の畑の大きさや形によって植え方や畝を立てる方向など調整が必要かと思いますが、算出した内容で農家の倉田様に畑の選定を依頼したいと思います。

次回は具体的な栽培スケジュールを確認していきたいと思います。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 161

2022/01/17

1月17日    今年のほうき草栽培にむけて②   吾妻箒   

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


前回のブログにて、「密植栽培」のメリットとデメリットを紹介させていただきました。
今回はほうき草を密植栽培で育てるにあたり、デメリットの解決方法を考えていきます。

デメリット①農作物が思うように生長しない可能性がある

ほうき草の正式名称は「ホウキモロコシ」と呼ばれ、トウモロコシの変種だとされております。改めてトウモロコシの密植栽培実績を調べてみると、トウモロコシは風で花粉を運ぶ「風媒花(ふうばいか)」なので、密植栽培に適しているようです(※株間が広いと雄蕊から雌蕊へ花粉が届かず、実の数が少なくなるようです)。
しかし、密集しすぎると横に伸びる実の生長の妨げになるため、20~30センチの株間は必要とのこと。その点、実を付けず、真上に伸びた穂を収穫するホウキモロコシは互いの生長を気にすることなく株間を決められそうです。

また、今年も浜北畑と半田畑の二カ所を利用させていただき栽培できる見込みとなっております。どちらか一方の畑で密植栽培にチャレンジし、一方は従来通りの栽培方法で栽培することにより、最低限の収穫量は確保できるよう進めることができます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
収穫を間近に控えた半田畑の様子(2021年7月中旬)
栽培当初は苦戦した半田畑ですが、近年は安定して収穫できております。


デメリット②病気や虫の発生リスク

密植栽培によるもう1点のリスクは、株が密植し、風通しが悪くなることによる虫の発生や病気への懸念です。これまでの栽培でも、除草作業や農薬散布により防除してきましたが、ほうき草を栽培する上で最も気を付けなければいけない点だと考えます。
農家の倉田様からも「虫は密集した雑草の陰を好みます。根元の雑草からほうき草に移り、養分を吸ったり、幼虫がほうき草を食い荒らしたりしますので、小まめな除草が最も大切です」とアドバイスいただいております。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ほうき草の株間に生えた雑草の様子
少し気を抜くと一気に生長し、手に負えなくなります。

「雑草が小さい内からしっかりと手を掛け、綺麗な畑を保つ」
文章で書くと当たり前で簡単なように見えますが、除草作業の大変さが身に染みているからこそ、その言葉の重さを感じます。しかし、逆に言うと、除草作業さえしっかりおこない風通しを良くさえすれば、虫の発生や病気を抑制でき、デメリットを打ち消すことが可能です。どこまで対応できるか分かりませんが、自分で勝手に限界を設けず、できるところまでチャレンジしてみたいと思います。もし除草作業の手が足りなくなった時は、会社の仲間にも助けてもらえますし、要所で農薬の力も借りながら虫の発生も抑えられると考えます。

密植栽培におけるデメリットも解決できそうな気がします。次回からは具体的な作付面積や栽培計画を練っていきたいと思います。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 139

2021/10/25

10月25日  来年の栽培に向けて  浜北畑    ほうき草栽培   

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


ここ最近は箒作りに励む日々が続いておりましたが、この日は浜北農家の倉田様を訪ね、今年のほうき草の出来栄えと来年に向けての課題について意見交換させていただきました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
先日からご紹介しているほうき草の太さについて相談しました。

伊藤「今年は昨年に比べ、天候にも恵まれ良いタイミングで収穫することができました。穂の色も変色がなく青々とキレイです」

倉田様「収穫は8月上旬でしたね。ちょうど収穫後から2週間ほど雨が続きましたので、今年は運が良かったですね」

伊藤「全体的には上手く育ってくれたかなと思うのですが、1点気になることがあります」

~穂の太さのバラつきについて説明し考えられる要因をお聞きしました~

倉田様「ほうき草に当てはまるか分かりませんが、野菜でも時折、一部分だけ規格外の大きさに育ったりすることがあります。原種戻りなどと言われ、品種改良が進んだ種や苗の中で突如として現れます。今後は求めるサイズの苗から種を採種するなど工夫が必要かも知れませんね」
倉田様「また、原因が1つとは限りません。栄養を与え過ぎて全体的に大きく育っている可能性もありますし、栄養が足りず周りのほうき草が枯れてしまったことにより1本に栄養が集中してしまい一部だけ大きく育つケースもあります。大切なのは全体的にそういった傾向なのか、ある一部だけなのか、など広く色々な視点から観察することです」

プロならではの視点でアドバイスをいただき、改めて気が引き締まりました。さすがに奥が深いです。苗や種の時点で最終的な生育に影響が出ることは盲点でした。まずはできることから1つずつ要因を潰していきたいと思います。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
帰りがけに今年お借りした畑に寄っていきました。
ほうき草を栽培していた頃とガラッと変わり、立派なキャベツが育っておりました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
収穫まではまだもう少しと言ったところでしょうか。
キレイな畑に丁寧な仕事の様子がうかがえます。

倉田様から適格なご意見もいただき、来年にむけてやるべき事も明確になりました。実験的に試したい栽培方法はいくつかありますが、一度に色々と手をつけると何が良くて、何が悪かったのか掴むことはできません。一歩一歩地道な取り組みは続きますが、簡単ではない道のりほど達成した時の喜びもひとしおかと思います。納得できるほうき草の栽培が確立できるよう突きつめて参ります。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 127

2021/09/09

9月3日   栽培に使用する器具をメンテナンスしました  ほうき草栽培 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
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一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


今年のほうき草栽培もひと段落し、栽培に使用した道具のメンテナンスをおこないました。
実は、今年最後の農薬散布の際に、噴霧器の取っ手が破損してしまいました。しかし、自分で修理できそうでしたので栽培のオフシーズンであるこの時期に直すことにしました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
シーズン終盤に取っ手が破損してしまいました。

特に壊れやすい使い方をしていた訳ではありませんが、およそ20a(アール)の畑を毎回、手動で散布しているため負荷が掛かってしまっていたようです。今までの活躍を労いながら修理をおこないます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
写真、赤丸部分のプラスチック部品が消耗により折れてしまったようです。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
今回は、ハンドル部分に穴を空け・・・


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
ボルトでハンドルと柄を固定することにしました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
修理後の様子

簡単な修理ではありますが、ハンドルはしっかりと固定され、問題なく機能しました。
新しく買い替えることは簡単ですが、自分で修理することにより物持ちも良くなり、愛着も沸いてきます。
また来年の栽培でも、たくさん活躍してもらうことになると思いますので、綺麗に洗浄し、その時を待ちます。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 125

2021/09/02

8月28日   種を収穫しました②  半田畑     ほうき草栽培 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
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一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


来年の種を確保するために、残しておいたほうき草の収穫も無事に終え、半田畑での作業はすべて完了しました。この日は種の脱穀作業を会社でおこないました。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
採種を目的に収穫したほうき草


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
少量なので脱穀機は使用せず、手作業でおこないました。
ゴム手袋を嵌め、穂を引っ張るようにして種を脱穀します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
脱穀した種の様子
しっかり種に実が入っており、面白いように種が取れます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
艶があり、大きく実が膨らんだ種が採種できました。

脱穀した種は、種揉み・選別作業へと続いていきます。上質なほうき草を栽培する上で、毎年の種の更新は欠かせません。まずは十分な種を確保できたことに一安心です。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 123

2021/08/26

8月4日   天日干し2日目      ほうき草栽培 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


前日に引き続き、この日もじっくりと時間を掛けて天日干しをおこないました。
天候も晴れ、絶好の作業日和です。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
長い時間、日に当たるよう、南面にほうき草を広げていきます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
穂が重ならないよう、1本ずつ並べます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
半日乾燥させたのち、1本ずつ穂を裏返します。
裏返すと、穂が緑色をしております。まだ乾燥具合は30%ほどでしょうか。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
この後、夕方までじっくりと乾燥させました。

午後からは少し曇ってしまい、思うように乾燥できませんでした。引き続き完全に乾燥するまで天日干し作業は続きます。
ほうき草に触れながら、早く今年のほうき草で箒作りをしたいなとワクワクした気持ちで作業をおこなった1日でした。

箒職人を目指して 伊藤さんの日誌から 122

2021/08/23

8月3日   収穫後も作業は続きます。    ほうき草栽培 

海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です! 

一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?


前日までの収穫作業を終え、この日から煮沸作業に入りました。
※煮沸作業:80℃ほどのお湯でほうき草を茹でる作業となります。ほうき草を茹でることで殺虫効果と、収穫後のほうき草の生長を完全に止める役割があります。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
収穫・脱穀後のほうき草


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
今年も浜松工業技術センターの染色窯をお借りしました。
火傷(やけど)に注意し、慎重に進めます。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
茹で上げた後の様子です。
茹でる事により青々と綺麗に発色します。


箒職人を目指して ほうき草プロジェクト
茹で上げた後は、工場に戻り天日干しです。
少し雲が出てきてしまいましたが、時間を掛けてじっくりと乾燥させます。

ほうき草が一面に並んだ様子は毎年のことながら圧巻です。雨が降ってしまえば、すぐに取り込む必要があります。天候の変化に注視しながら、この後2日間ほど天日干しをおこないます。しっかり乾燥できるよう、太陽が顔を出してくれることを期待します。

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